ローデ・シュワルツとQualcommが6G向けFR3周波数帯の検証に成功、高スループット性能の実現へ前進
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PR TIMES より
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記事の要約
- ローデ・シュワルツとQualcommがFR3周波数帯の検証に成功
- 13 GHzでの5G NR接続による高スループット性能を実証
- MWC2025バルセロナで共同デモンストレーションを実施予定
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FR3周波数帯での6G通信実現に向けた重要な一歩
ローデ・シュワルツとQualcomm Technologies, Inc.は2025年2月28日、将来の6Gワイヤレス・ネットワークで使用が提案されているFR3周波数帯域(7.125 GHz~24.25 GHz)の実現可能性を実証した。CMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタを使用して13 GHz帯域での高スループット性能の検証に成功し、4x4 MIMO技術による容量強化の可能性も確認されている。[1]
CMX500 OBTは多様なNR帯域に対応可能な汎用性を持ち、FR3の研究開発に最適な特性を備えている。テストセットアップでは13 GHzでのFR3セル情報送信による実環境シミュレーションと、FR3周波数帯での最大スループット達成に向けたデバイス性能の総合的な検証が実施された。
両社はこの画期的な成果をMWC2025バルセロナのFira Gran Via展示会場で共同デモンストレーションする予定だ。ホール5・小間番号5A80のローデ・シュワルツ展示ブースでCMX500 OBTを用いたFR3先行研究の高性能セットアップが展示される。
FR3周波数帯検証の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
対象周波数帯 | FR3(7.125 GHz~24.25 GHz) |
検証周波数 | 13 GHz |
使用機器 | CMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタ |
実証内容 | 高スループット性能、4x4 MIMO技術による容量強化 |
展示予定 | MWC2025バルセロナ(ホール5・小間番号5A80) |
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MIMOについて
MIMOとは「Multiple-Input Multiple-Output」の略称で、複数のアンテナを使用して無線通信の性能を向上させる技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 複数のアンテナによる同時送受信で通信速度を向上
- 空間多重技術による通信容量の拡大
- 信号品質の向上による通信の安定性確保
FR3周波数帯での4x4 MIMO技術の活用により、高周波数帯域での大容量データ通信が実現可能となる。この技術は将来の6Gネットワークにおいて、高速・大容量通信の基盤となる重要な要素技術として期待されている。
FR3周波数帯の検証に関する考察
FR3周波数帯での高スループット性能の実証は、6G時代の無線通信技術における重要な進展だ。高周波数帯域を効率的に活用することで、従来の5G通信をさらに上回る大容量データ通信が可能となり、新たなユースケースの創出につながるだろう。
一方で、高周波数帯特有の電波伝搬特性による通信範囲の制限や、建物や障害物による減衰の課題が存在する。これらの課題に対しては、ビームフォーミング技術の高度化やネットワークトポロジーの最適化による解決が期待されている。
今後は実用化に向けた検証をさらに重ね、様々な環境下での性能評価や安定性の確認が必要となる。FR3周波数帯の実用化により、超高速・大容量通信の実現と新たな通信サービスの創出が期待できるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ローデ・シュワルツとQualcomm社、次世代6Gワイヤレス・ネットワークにと提案されるFR3周波数帯域のポテンシャルを明らかに | ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000104512.html, (参照 25-03-01).
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