【CVE-2024-13485】WordPress用プラグインLTL Freight Quotesに深刻な脆弱性、データベース情報漏洩のリスクが発生
スポンサーリンク
記事の要約
- WordPress用プラグインLTL Freight Quotesにて深刻な脆弱性を発見
- SQLインジェクションの脆弱性により情報漏洩のリスクが発生
- バージョン3.3.7以前の全バージョンに影響する未認証の脆弱性
スポンサーリンク
LTL Freight Quotes - ABF Freight Editionの脆弱性
WordPressプラグインのLTL Freight Quotes - ABF Freight Editionにおいて、バージョン3.3.7以前の全バージョンでSQLインジェクションの脆弱性が発見され、2025年2月19日に公開された。この脆弱性は未認証の攻撃者がedit_idとdropship_edit_idパラメータを介してデータベースから機密情報を抽出できる重大な問題となっている。[1]
CVSSスコアは7.5(High)と評価されており、攻撃の複雑さは低く特別な権限も不要であることから、攻撃のリスクは非常に高い状態にある。この脆弱性はユーザー入力パラメータの不十分なエスケープ処理とSQLクエリの不適切な準備に起因しており、既存のクエリに追加のSQLクエリを付加することが可能になっている。
脆弱性はCVE-2024-13485として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQL Injection(CWE-89)に分類されている。この問題の影響を受けるのはenituretechnology社が開発したLTL Freight Quotes - ABF Freight Editionの全バージョンであり、SSVCの評価では自動化された攻撃が可能とされている。
LTL Freight Quotes脆弱性の影響範囲
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | 3.3.7以前の全バージョン |
CVSSスコア | 7.5(High) |
CVE番号 | CVE-2024-13485 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
攻撃の前提条件 | 認証不要 |
発見者 | Colin Xu |
スポンサーリンク
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を利用した攻撃手法の一つであり、データベースに不正なSQLコマンドを挿入して実行する攻撃を指す。以下に主な特徴を示す。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの情報を不正に読み取ることが可能
- データベースの改ざんや削除などの被害を引き起こす可能性がある
SQLインジェクション攻撃は、特にWordPressのようなCMSプラグインで頻繁に発見される脆弱性の一つとなっている。LTL Freight Quotes - ABF Freight Editionの事例では、パラメータのエスケープ処理が不十分であることに加え、プリペアドステートメントが適切に使用されていないことが原因で、攻撃者がデータベースから機密情報を抽出することが可能となっている。
LTL Freight Quotes脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、多くのウェブサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要不可欠である。特にLTL Freight Quotes - ABF Freight Editionの場合、認証が不要な状態でSQLインジェクション攻撃が可能であることから、攻撃のハードルが極めて低く、悪用される危険性が非常に高い状況にある。
今後の対策としては、プラグイン開発者側でのセキュリティ強化が重要であり、入力値の厳密なバリデーションやプリペアドステートメントの適切な実装が不可欠となる。また、WordPressコミュニティ全体として、プラグインのセキュリティレビューの強化やセキュアコーディングガイドラインの整備も検討する必要があるだろう。
長期的な観点からは、WordPressエコシステムにおけるセキュリティ品質の向上が重要な課題となる。プラグイン開発者向けのセキュリティトレーニングの提供や、自動化されたセキュリティテストツールの整備など、包括的なアプローチでセキュリティリスクの低減を図ることが望ましい。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13485, (参照 25-03-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2025-1262】WordPress用Advanced Google reCaptcha 1.27に脆弱性、未認証攻撃者によるCAPTCHAバイパスが可能に
- 【CVE-2025-25192】GLPIにデバッグモードの権限昇格の脆弱性、バージョン10.0.18で修正完了
- 【CVE-2025-27110】Libmodsecurity3にHTML実体デコードの脆弱性、重大な影響でアップデート推奨
- 【CVE-2025-27139】CombodoのiTopにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、バージョン2.7.12などで修正完了
- 【CVE-2025-1128】WordPress用Everest Forms 3.0.9.4に深刻な脆弱性、未認証でのファイル操作が可能に
- 【CVE-2024-13494】WordPress File Upload 4.25.2にCSRF脆弱性、管理者権限での改ざんの危険性
- 【CVE-2025-1643】Benner ModernaNetにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性、バージョン1.1.1で修正完了
- 【CVE-2025-1644】Benner ModernaNet 1.2.0以下のバージョンでCSRF脆弱性が発見、早急なアップデートが必要に
- WordPressプラグインYawave2.9.1以前にSQLインジェクションの脆弱性、未認証での攻撃が可能に
- 【CVE-2025-1613】FiberHome AN5506-01A ONU GPONにXSS脆弱性、ベンダー対応の遅れが深刻な問題に
スポンサーリンク