セキュリティ

SECURITY

公開：2025-03-05

【CVE-2025-1465】lmxcms 1.41でコード注入の脆弱性が発見、遠隔攻撃の可能性が指摘される

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• lmxcms 1.41でコード注入の脆弱性が発見
• db.inc.phpファイルのメンテナンス機能に影響
• 遠隔から攻撃可能だが実行は困難

lmxcms 1.41のコード注入脆弱性の詳細

2025年2月19日、lmxcms 1.41のメンテナンス機能において、db.inc.phpファイルに影響を及ぼすコード注入の脆弱性が発見されたことが公開された。この脆弱性は遠隔から攻撃可能であるものの、攻撃の複雑さは高く、実行は困難であるとされている。^[1]

この脆弱性は【CVE-2025-1465】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはCode InjectionとInjectionに分類されている。CVSSスコアは3.0および3.1で4.1（中程度）、4.0では2.1（低）と評価されており、攻撃には高い特権レベルが必要とされている。

VulDBのユーザーであるNeo-Oによって報告されたこの脆弱性について、ベンダーへの早期連絡が行われたものの、現時点で何らの対応も得られていない状況だ。脆弱性の詳細は既に公開されており、エクスプロイトコードが利用可能な状態となっている。

lmxcms 1.41の脆弱性情報まとめ

コード注入について

コード注入とは、攻撃者が悪意のあるコードをアプリケーションに挿入し、そのコードを実行させることを可能にする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• プログラムの制御フローを改変し、意図しない動作を引き起こす
• データベースやファイルシステムへの不正アクセスを可能にする
• システムコマンドの実行や権限昇格につながる可能性がある

lmxcms 1.41で発見された脆弱性は、メンテナンス機能のdb.inc.phpファイルにおけるコード注入の脆弱性として報告されている。この脆弱性は遠隔から攻撃可能であるが、高い特権レベルが必要とされており、実行の難易度は比較的高いとされている。

lmxcms 1.41の脆弱性に関する考察

lmxcms 1.41における脆弱性の発見は、コンテンツ管理システムのセキュリティ管理の重要性を改めて浮き彫りにした。特に遠隔からの攻撃が可能であることから、ウェブアプリケーションの入力値の検証やサニタイズ処理の徹底が不可欠である。ベンダーの対応が得られていない現状は、ユーザーのセキュリティリスクを高める要因となっている。

今後はコード注入の脆弱性に対する防御機能の強化が求められる。特にメンテナンス機能のような特権操作を伴う部分においては、入力値の厳密な検証やアクセス制御の多層化が重要となるだろう。セキュリティアップデートの迅速な提供体制の確立も課題となっている。

エクスプロイトコードが公開されている状況下では、一時的な対策として影響を受ける機能の利用制限や、アクセス制御の強化が推奨される。長期的には、セキュアコーディングガイドラインの整備や、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となるだろう。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1465, (参照 25-03-05).

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