【CVE-2024-13488】WordPress用プラグインLTL Freight Quotes – Estes Editionに認証不要のSQL injection脆弱性が発見
スポンサーリンク
記事の要約
- LTL Freight Quotes – Estes Editionに深刻なSQL injection脆弱性
- 認証なしで機密情報が抽出される可能性が判明
- 影響を受けるバージョンは3.3.7以前の全て
スポンサーリンク
WordPress用プラグインLTL Freight Quotes – Estes Editionのバージョン3.3.7以前にSQL injection脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグイン「LTL Freight Quotes – Estes Edition」のバージョン3.3.7以前に存在するSQL injection脆弱性を2025年2月15日に公開した。この脆弱性は認証されていないユーザーが'dropship_edit_id'および'edit_id'パラメータを介してデータベースから機密情報を抽出できる問題である。[1]
この脆弱性はCVE-2024-13488として識別されており、CVSSスコアは7.5でセキュリティ上の影響度は「HIGH」と評価されている。攻撃者は特別な権限を必要とせずにネットワーク経由で攻撃を実行できる可能性があり、データの機密性に重大な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
脆弱性はユーザーが提供するパラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQLクエリの準備不足に起因している。攻撃者は既存のSQLクエリに追加のクエリを付加することで、データベースから機密情報を抽出することが可能になっており、早急な対応が求められる状況だ。
LTL Freight Quotes – Estes Editionの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13488 |
影響を受けるバージョン | 3.3.7以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | SQL Injection (CWE-89) |
CVSSスコア | 7.5 (HIGH) |
影響範囲 | 機密情報の漏洩の可能性 |
攻撃条件 | 認証不要、ネットワークアクセス可能 |
スポンサーリンク
SQL Injectionについて
SQL Injectionとは、アプリケーションのSQLクエリに悪意のあるコードを注入する攻撃手法のことを指す。以下のような特徴が挙げられる。
- 入力値の検証やサニタイズが不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩につながる可能性がある
- 適切なパラメータのエスケープ処理やプリペアドステートメントで防止可能
LTL Freight Quotes – Estes Editionの事例では、パラメータのエスケープ処理が不十分であることが原因でSQL Injectionが可能となっている。この脆弱性を利用することで、攻撃者は認証なしでデータベースから機密情報を抽出できる状態となっており、早急なアップデートが推奨される。
WordPress用プラグインの脆弱性に関する考察
WordPress用プラグインの脆弱性は、特に認証なしで攻撃可能な場合、被害が広範囲に及ぶ可能性があり早急な対応が必要となる。LTL Freight Quotes – Estes Editionの事例では、SQLクエリの処理に関する基本的な対策が不十分であったことが指摘されており、同様の問題が他のプラグインでも発生する可能性がある。
プラグイン開発者はセキュリティ対策として、入力値の検証やSQLクエリのプリペアドステートメント化を徹底する必要がある。また、WordPressコミュニティ全体としても、プラグインのセキュリティレビューやガイドラインの強化が求められるだろう。
今後は自動化されたセキュリティスキャンツールの活用や、定期的なコードレビューの実施が重要になってくる。特にデータベースアクセスを伴うプラグインについては、開発段階からセキュリティを考慮した設計とテストの実施が不可欠だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13488, (参照 25-03-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2025-1262】WordPress用Advanced Google reCaptcha 1.27に脆弱性、未認証攻撃者によるCAPTCHAバイパスが可能に
- 【CVE-2025-25192】GLPIにデバッグモードの権限昇格の脆弱性、バージョン10.0.18で修正完了
- 【CVE-2025-27110】Libmodsecurity3にHTML実体デコードの脆弱性、重大な影響でアップデート推奨
- 【CVE-2025-27139】CombodoのiTopにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、バージョン2.7.12などで修正完了
- 【CVE-2025-1128】WordPress用Everest Forms 3.0.9.4に深刻な脆弱性、未認証でのファイル操作が可能に
- 【CVE-2024-13494】WordPress File Upload 4.25.2にCSRF脆弱性、管理者権限での改ざんの危険性
- 【CVE-2025-1643】Benner ModernaNetにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性、バージョン1.1.1で修正完了
- 【CVE-2025-1644】Benner ModernaNet 1.2.0以下のバージョンでCSRF脆弱性が発見、早急なアップデートが必要に
- WordPressプラグインYawave2.9.1以前にSQLインジェクションの脆弱性、未認証での攻撃が可能に
- 【CVE-2025-1613】FiberHome AN5506-01A ONU GPONにXSS脆弱性、ベンダー対応の遅れが深刻な問題に
スポンサーリンク