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公開：2025-03-05

SBI VCトレードが国内初のステーブルコインUSDC取扱業者として登録、デジタル決済市場の革新を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• SBI VCトレードが国内初のステーブルコイン取引業者登録を完了
• 米ドル連動ステーブルコインUSDCの取扱いが可能に
• 2025年3月12日からベータ版のリリースを予定

SBI VCトレードが国内初のステーブルコイン取引業者として登録

SBIホールディングスの連結子会社であるSBI VCトレード株式会社は、2025年3月4日に国内初となるステーブルコイン「USDC」取扱いのための電子決済手段等取引業者登録を完了した。この登録により、暗号資産交換業、第一種金融商品取引業と合わせて3つのライセンスを保有することとなり、暗号資産・ステーブルコイン関連サービスの独自性と優位性が強化された。^[1]

SBIホールディングスは2023年11月に、USDCの発行元であるCircle Internet Financialと包括的業務提携に向けた基本合意書を締結しており、今回の登録完了により具体的なサービス展開が可能となった。2025年3月12日のシステムメンテナンス後から、限定ユーザー向けにベータ版のリリースを開始する予定である。

USDCは米ドルと1:1で交換可能な高い流動性を持つデジタル資産で、現金および現金同等資産による完全な裏付けを持つ。信頼性の高い金融機関での資産保管と第三者機関による月次証明報告により、高い透明性が確保されており、効率的かつコストパフォーマンスに優れた電子決済手段としての活用が期待される。

電子決済手段等取引業者登録の詳細

ステーブルコインについて

ステーブルコインとは、法定通貨の価値と連動するように設計された暗号資産の一種である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 法定通貨との価値連動により安定した取引が可能
• 現金や現金同等資産による裏付けによって価値を保証
• デジタル決済手段としての高い利便性を提供

2023年6月1日より日本国内において、ステーブルコインの流通等を業として行うためには資金決済法・銀行法に基づく登録が必要となった。USDCは世界最大の規制対象ステーブルコインであり、高い透明性と信頼性を備えたデジタル決済手段として注目を集めている。

SBI VCトレードのステーブルコイン事業に関する考察

SBI VCトレードが国内初のステーブルコイン取引業者として登録を完了したことは、日本のデジタル金融市場における重要な一歩となる。USDCの取扱いによって、国内ユーザーは規制下で安全かつ効率的なデジタル米ドル取引が可能となり、国際送金や決済における利便性が大幅に向上するだろう。

今後の課題として、ステーブルコインの普及に伴う既存金融システムとの整合性確保や、利用者保護の体制構築が挙げられる。これらの課題に対しては、継続的な監督体制の整備や、利用者への適切な情報提供、セキュリティ対策の強化などが解決策として考えられるだろう。

また、デジタル決済市場の拡大に伴い、他の金融機関も同様のサービス提供を検討する可能性が高い。SBI VCトレードには先行者としての優位性を活かしつつ、利用者ニーズに応じた機能拡充や、より使いやすいインターフェースの開発を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【国内初】ステーブルコイン取扱いにかかる「電子決済手段等取引業者」登録完了のお知らせ | SBI VCトレード株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000142.000059421.html, (参照 25-03-05).

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