ブロックチェーン

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公開：2025-03-05

Slash FintechがJETROのWeb3 Salonで優勝、USDCを担保とした日本初のBNPLサービス「Slash Card」を2025年6月末までに提供へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Slash FintechがJETRO主催のWeb3 Salonで優勝
• USDCを担保とした日本初のBNPLサービス「Slash Card」を発表
• 2025年6月末までに「Slash Card」の発行を予定

Slash Fintechが開発するBNPLサービス「Slash Card」

Slash Fintech Limitedは、2025年3月4日にJETRO主催の「Web3 Salon – VC Connect」スタートアップピッチにて、USDCを担保とした日本初のBNPLサービス「Slash Card」を発表し優勝した。Slash Fintechは「価値の移動をなめらかに」をミッションに掲げ、ブロックチェーン経済が創出する価値を決済を通じて社会に広く循環させることを目指している。^[1]

暗号資産市場の時価総額は2024年第4四半期時点で3兆4,000億ドルまで成長し、日本国内の暗号資産口座数も1100万口座を突破している状況だ。Slash Cardは2025年6月末までに発行が予定されており、暗号資産と現実世界の境界をシームレスに超える新しい決済体験を提供することが期待される。

日本市場では大手企業によるビットコイン決済の導入や、暗号資産取引所でのUSDC取り扱い開始への期待が高まっており、暗号資産市場のさらなる発展が見込まれている。Slash Cardはブロックチェーン経済が生み出す多様な価値を日本社会に広く循環させ、市場の発展に貢献することを目指すものだ。

Slash Cardの特徴まとめ

Slash Vision Labsの詳細はこちら

BNPLについて

BNPLとは「Buy Now Pay Later（今買って後で支払う）」の略称で、購入時点で商品を受け取り、代金は後払いで分割して支払うことができる決済サービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 即時の商品受け取りと支払いの分割が可能
• クレジットカードと比べて審査基準が緩やか
• 手数料が明確で分かりやすい支払い構造

Slash CardはBNPLの仕組みにUSDCを担保として組み合わせることで、暗号資産保有者に新しい決済手段を提供する。暗号資産の時価総額が3兆4,000億ドルを超え、日本国内の暗号資産口座数が1100万口座を突破している現状において、BNPLと暗号資産を組み合わせた新しい決済手段の登場は市場に大きなインパクトを与える可能性がある。

Slash Cardに関する考察

暗号資産を担保としたBNPLサービスは、従来の金融サービスでは対応できなかった暗号資産保有者のニーズに応える画期的な取り組みとなる可能性が高い。特に日本市場においては、暗号資産取引所でのUSDC取り扱いへの期待が高まっており、Slash Cardの登場はUSDCの実用化を促進する重要な契機となるだろう。

一方で、暗号資産の価格変動リスクや規制環境の変化への対応が課題として挙げられる。Slash Cardが採用するUSDCはステーブルコインとして知られているが、担保としての安定性や法規制との整合性について、より詳細な説明が求められる可能性がある。

今後は、既存の決済インフラとの連携や、加盟店ネットワークの拡大が重要な課題となるだろう。Slash Cardが暗号資産と現実世界の架け橋として機能するためには、より多くの利用機会を創出し、ユーザー体験の向上を図ることが不可欠だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Slash Fintechが、JETROが主催する「Web3 Salon – VC Connect」スタートアップピッチにて優勝！Slash Cardの普及による日本市場の発展について | Slash Fintech Limited のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000113938.html, (参照 25-03-05).

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