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公開：2025-03-11

Azure Developer CLI 1.13.0がAI機能とデータベース機能を強化、クラウド開発の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Azure Developer CLI 1.13.0がAI Services対応を強化
• Azure Cosmos DBやMySQL、Key Vaultなどの新機能を追加
• コンテナ化アプリケーション開発のサポートを拡充

Azure Developer CLI 1.13.0の機能拡張によりクラウド開発が効率化

MicrosoftはAzure Developer CLI (azd) version 1.13.0を2025年3月7日にリリースした。今回のアップデートではAzure AI ServicesモデルやAzure AI Foundryリソースのサポートが追加され、AIモデルのクォータと使用情報に基づくインテリジェントなロケーションフィルタリング機能も実装されている。^[1]

新バージョンではAzure Cosmos DBやAzure Database for MySQLのサポートが追加され、データベース関連の開発効率が大幅に向上している。また、Azure Key VaultやAzure Service Bus、Azure Event Hubsなどの重要なサービスもサポートされ、セキュアなアプリケーション開発が容易になった。

コンテナ化アプリケーション開発においても、Goなどのネイティブサポートがない言語向けにdockerタイプが追加された。パイプライン設定における環境シークレットのサポートや、マルチモジュールMavenプロジェクトの効果的なPOM取得機能の改善など、開発者の生産性を高める機能が多数実装されている。

Azure Developer CLI 1.13.0の新機能まとめ

Azure AI Foundryについて

Azure AI Foundryとは、MicrosoftのクラウドプラットフォームAzure上でAIモデルの開発・デプロイを効率的に行うためのサービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• AIモデルの開発からデプロイまでを一貫して管理可能
• クォータと使用状況の可視化による効率的なリソース管理
• セキュアなAIアプリケーション開発環境の提供

Azure Developer CLIの新バージョンでは、Azure AI FoundryリソースのサポートとAIモデルのクォータ管理機能が追加された。この機能強化により、開発者はAIモデルの開発からデプロイまでをよりスムーズに行えるようになり、Azure上でのAIアプリケーション開発の効率が大幅に向上している。

Azure Developer CLI 1.13.0に関する考察

Azure Developer CLIの今回のアップデートは、AIサービスとデータベース機能の統合という点で非常に重要な進展だ。特にAI Foundryリソースのサポートは、増加するAIアプリケーション開発需要に応える形となっており、開発者の生産性向上に大きく貢献することが期待される。

今後の課題として、異なるAIモデル間の連携や大規模なデータ処理時のパフォーマンス最適化が挙げられる。これらの課題に対しては、コンテナオーケストレーションの強化やマイクロサービスアーキテクチャのさらなるサポートが解決策となるだろう。

将来的には、エッジコンピューティングとの連携強化やサーバーレスAI機能の拡充が期待される。特にIoTデバイスでのAI実行やリアルタイムデータ処理の需要は増加傾向にあり、これらに対応した機能の追加が望まれる。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「Azure Developer CLI (azd) - March 2025 - Azure SDK Blog」. https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/azure-developer-cli-azd-march-2025/, (参照 25-03-11).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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