【CVE-2024-13455】igumbi Online Booking 1.40にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、投稿者権限で悪用の可能性
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記事の要約
- igumbi Online Bookingプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- バージョン1.40以前の全バージョンが影響を受ける
- 投稿者以上の権限を持つユーザーが悪用可能
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WordPressプラグインigumbi Online Booking 1.40の脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインigumbi Online Bookingのバージョン1.40以前に存在する格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性を2025年2月21日に公開した。この脆弱性は不適切な入力検証と出力エスケープに起因しており、投稿者以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトを注入できる状態となっている。[1]
脆弱性は「igumbi_calendar」ショートコードを介して発生し、CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価されている。攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルが必要とされるものの、ユーザーの操作は不要とされており、機密性と完全性への影響が指摘されているのだ。
影響を受けるバージョンは1.40以前の全バージョンであり、製品ベンダーのsmtmによって確認されている。WordfenceのThreat Intelレポートでは、この脆弱性は【CVE-2024-13455】として識別されており、SOPROBROによって発見された経緯が報告されている。
igumbi Online Booking 1.40の脆弱性まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13455 |
影響を受けるバージョン | 1.40以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング |
CVSSスコア | 6.4(中) |
必要な権限 | 投稿者以上 |
発見者 | SOPROBRO |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッションの乗っ取りやフィッシング詐欺に悪用される可能性がある
格納型クロスサイトスクリプティングは、悪意のあるスクリプトがサーバーに永続的に保存され、該当ページにアクセスする他のユーザーに影響を与える特徴がある。igumbi Online Bookingの脆弱性では、ショートコードを介して注入されたスクリプトが実行される可能性があり、Webサイトの訪問者に対して潜在的な脅威となっている。
igumbi Online Booking 1.40の脆弱性に関する考察
igumbi Online Booking 1.40の脆弱性は、投稿者以上の権限を必要とする点で攻撃の難易度は比較的高いと言えるが、一度悪用されると影響が広範囲に及ぶ可能性がある。特にWordPressの共同管理者が多いサイトでは、信頼できないユーザーに投稿者権限を与えることに慎重になる必要があるだろう。
この脆弱性への対策として、入力値のサニタイズ処理とエスケープ処理の徹底が必要不可欠となってくる。特にショートコードを扱うプラグインでは、ユーザー入力の検証を厳格に行い、出力時のエスケープ処理を確実に実装することで、同様の脆弱性を防ぐことが可能となるはずだ。
今後のWordPressプラグイン開発においては、セキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が重要となってくる。特に権限管理とユーザー入力の処理については、開発初期段階からセキュリティを考慮した設計を行うことで、脆弱性の発生リスクを最小限に抑えることができるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13455, (参照 25-03-14).
- Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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