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公開：2025-03-14

静岡県磐田市がFAST財務会計システムとテックタッチを導入、全国初の自治体バックオフィスDAP採用で業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 静岡県磐田市がFAST財務会計システムとテックタッチを導入開始
• 全国初の自治体バックオフィスDAP採用で業務効率化を実現
• 年間12万件の伝票業務の効率化とシステム移行を支援

磐田市のFAST財務会計システムとテックタッチ導入による業務効率化

ジャパンシステム株式会社とテックタッチ株式会社は静岡県磐田市から行政経営支援サービスFAST財務会計とDAPシステムテックタッチを受注し、2025年4月から運用を開始する予定だ。自治体のバックオフィス業務におけるDAPシステムの採用は全国初の取り組みとなっている。^[1]

磐田市は現行の財務会計システムの保守サポート期限終了に伴い、プロポーザル方式での調達を実施した結果、豊富なパッケージ標準機能による開発コストの削減や内部事務システムとの円滑な連携が評価され、FAST財務会計の採用を決定している。システムの効果的な利活用促進のため、テックタッチ社のデジタルガイドサービスも併せて導入することになった。

テックタッチの導入により、職員はデジタルガイドを通じて操作に迷うことなくFAST財務会計を正確に活用できるようになり、会計課への問い合わせや差戻しが減少する見込みだ。さらに会計課の職員自身がプログラミング知識なしでカスタマイズできる点も高く評価され、磐田市独自の運用ルールや注意喚起を迅速に画面上に反映できるようになる。

FAST財務会計とテックタッチの主な機能まとめ

DAPについて

DAPとはDigital Adoption Platformの略称で、既存のWebシステムに組み込んで操作をサポートするプラットフォームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• システムの操作方法をステップバイステップで案内
• プログラミング知識不要でカスタマイズが可能
• システム本体に手を加えることなく操作支援を実現

地方自治体のバックオフィス業務においては、FAST財務会計システムと組み合わせることで職員の操作支援や問い合わせ対応の効率化を実現している。DAPの導入により、新システムへの移行時の職員の負担軽減や、業務効率の向上が期待できる。

自治体DAPシステム導入に関する考察

自治体業務へのDAPシステム導入は、職員の業務効率化とシステム移行時の負担軽減という点で画期的な取り組みとなっている。特にプログラミング知識がなくても職員自身がカスタマイズできる点は、自治体独自の運用ルールや業務フローに柔軟に対応できる利点がある。

今後の課題として、システム導入時の職員への適切な研修や、運用ルールの標準化が重要になってくるだろう。また、デジタルガイドの内容を定期的に更新し、業務フローの変更や新たな要件に対応していく必要がある。

将来的には、他の自治体システムへのDAP導入も増加することが予想される。財務会計システム以外の業務システムへの展開や、自治体間での運用ノウハウの共有なども期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「静岡県磐田市、「FAST財務会計」導入において「テックタッチ」を採用 | ジャパンシステム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000081796.html, (参照 25-03-14).

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