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公開：2025-03-14

NECが社内ポータルOne NEC.comにWOVN.ioを導入、グローバルな情報共有基盤の強化へ向け英語対応を開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NECが社内ポータル「One NEC.com」にWOVN.ioを導入し英語対応を開始
• 約10.5万人の従業員がタイムリーに情報共有可能に
• ローコードでの多言語化とUI操作性の高さが評価

NECの社内ポータルサイトにWOVN.ioを導入し多言語化を実現

Wovn Technologies株式会社は、Webサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」がNECの社内ポータルサイト「One NEC.com」に導入され、2025年3月13日より英語版の提供が開始されたことを発表した。NECは50以上の国と地域にグローバル展開しており、国内外の従業員約10.5万人が円滑なコミュニケーションを実現できる環境の整備を進めている。^[1]

2020年7月に公開された「One NEC.com」は、トップメッセージや経営方針、業務情報など多岐にわたるコンテンツを集約した情報発信基盤として機能している。従来は情報発信の主体に言語対応が委ねられており、英語対応の遅延や手間が課題となっていたが、WOVN.ioの導入によってタイムリーな情報共有が可能となった。

WOVN.ioは、CMSのDrupalへのローコードでの導入や、ブラウザ上での翻訳修正が可能なライブエディター機能、18,000以上のWebサイトでの実績など、高い操作性と信頼性を備えている。NECはこれらの特長を評価し、グローバルコミュニケーション基盤の強化に向けてWOVN.ioを採用した。

WOVN.ioの導入による効果まとめ

ライブエディターについて

ライブエディターとは、Webサイトの多言語化において翻訳修正をブラウザ上でリアルタイムに行える機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ブラウザ上での直感的な翻訳修正が可能
• 翻訳された画面をリアルタイムで確認しながら編集
• 用語集機能との連携によるAI翻訳品質の向上

NECの「One NEC.com」では、ライブエディター機能を活用することで、日々更新される40件程度の新規情報に対してタイムリーな英語対応が可能となっている。この機能により、グローバルな情報共有の即時性と翻訳品質の両立を実現している。

NECの多言語対応に関する考察

NECによるWOVN.ioの導入は、グローバル企業における効率的な情報共有の実現という点で重要な意味を持っている。特に日々40件もの新規情報が発信される環境下で、ローコードでの導入とライブエディター機能による迅速な翻訳対応は、情報の鮮度を維持しながら言語の壁を超えるという課題解決に大きく貢献するだろう。

今後は英語以外の言語への対応や、AIによる翻訳精度の更なる向上が課題となる可能性がある。これに対しては、用語集機能の拡充や各国の従業員からのフィードバックを活用した継続的な改善が有効な解決策となるだろう。グローバルな組織におけるコミュニケーション基盤の強化に向けて、多言語化ソリューションの進化が期待される。

また、ビジネスのグローバル化が加速する中で、社内コミュニケーションの多言語化は企業の競争力を左右する重要な要素となっている。NECの取り組みは、従業員の情報アクセシビリティを向上させるだけでなく、グローバルな知識共有と協業を促進する基盤として機能することが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「NEC、社内ポータルサイト『One NEC.com』に WOVN を導入 | Wovn Technologies株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000354.000010446.html, (参照 25-03-14).
2. NEC. https://jpn.nec.com/

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