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デロイト トーマツがレガシーシステムモダナイゼーションサービスを発表、COBOLからJavaへの完全自動変換を実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • デロイト トーマツがレガシーシステムのモダナイゼーションサービスを発表
  • 独自ツールによりCOBOLからJavaへの100%自動変換を実現
  • 4月から本格展開し東京に体験施設を開設

デロイト トーマツが発表したレガシーシステムモダナイゼーションの詳細

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は、レガシーシステムのモダナイゼーションを安全かつ効率的に実現する独自ツールベースのサービスを2025年4月から本格展開すると発表した。このサービスは金融業界などで使用されているCOBOLプログラムをJavaに完全自動変換し、メインフレーム上のデータベースの自動移行やマイクロサービス化まで実現することが可能である。[1]

デロイト トーマツが導入する独自ツール「innoWake」は、グローバルで100件以上のメインフレーム近代化の実績を持ち、すべての案件でクラウドやオープンシステムへの移行に成功している。このツールはCOBOLを1行単位でJavaに自動変換し、ソースコードの構造変更を最小限に抑えることで不良発生リスクを低減し、効率的な移行を実現するものだ。

本サービスの展開に合わせて、企業のIT企画部門やDX推進部門向けの体験施設「Application Modernization Studio Tokyo」を東京都千代田区に開設する。専門チームによるワークショップを通じて、メインフレームの分析や自動コード変換、データベース移行などの実践的なデモンストレーションを提供することで、効果的なモダナイゼーションの支援を行う。

レガシーシステムモダナイゼーションサービスの特徴まとめ

項目 詳細
サービス開始時期 2025年4月
主要機能 COBOLからJavaへの自動変換、データベース自動移行、マイクロサービス化
ツール名 innoWake(デロイトの米国特許取得済み)
導入実績 グローバルで100件以上のメインフレーム近代化
体験施設 Application Modernization Studio Tokyo(東京都千代田区)

マイクロサービス化について

マイクロサービス化とは、大規模な一枚岩的なアプリケーション(モノリス)を、独立して開発・デプロイ・スケーリング可能な小規模なサービス群に分割するアーキテクチャアプローチを指す。以下のような特徴を持っている。

  • サービス単位での独立した開発と展開が可能
  • 個別のサービスごとに最適な技術選択が可能
  • 障害の影響範囲を局所化できる

innoWakeツールでは、レガシーシステムのJava変換後に、業務処理プログラムやデータベースを独立したコンポーネントに機械的に分解することができる。この機能により、従来のクラウド移行や言語変換だけでなく、システム全体の柔軟性と保守性を大幅に向上させることが可能となっている。

参考サイト

  1. ^ デロイト トーマツ グループ. 「デロイト トーマツ、レガシーシステムを独自ツールで最先端に近代化するサービスを本格展開~都内に体験施設|ニュースリリース|デロイト トーマツ グループ|Deloitte」. https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20250313.html, (参照 25-03-15).

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