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【CVE-2025-26918】WordPress用Small Package Quotesプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、早急な更新が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用プラグインSmall Package Quotesに脆弱性
  • バージョン2.4.9以前のXSS脆弱性が判明
  • CVSSスコア7.1のHigh評価で緊急対応が必要

WordPress用Small Package Quotes 2.4.9のXSS脆弱性

enituretechnology社は2025年3月3日、WordPress用プラグイン「Small Package Quotes – Unishippers Edition」のバージョン2.4.9以前に深刻な脆弱性が存在することを公表した。この脆弱性はリフレクテッドクロスサイトスクリプティング(XSS)の問題であり、Webページ生成時の入力の不適切な無害化に起因している。[1]

この脆弱性はCVE-2025-26918として識別されており、共通脆弱性評価システムCVSSによる評価では7.1点のHigh評価となっている。攻撃に特権は不要だが利用者の関与が必要とされており、機密性・完全性・可用性のいずれにも影響を及ぼす可能性がある。

対策としてバージョン2.4.10へのアップデートが提供されており、脆弱性の影響を受けるユーザーは早急な更新が推奨される。この脆弱性はPatchstack Allianceの研究者Trương Hữu Phúcによって発見され、適切な対応がなされている。

Small Package Quotes脆弱性の詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-26918
影響を受けるバージョン 2.4.9以前
CVSSスコア 7.1 (High)
脆弱性の種類 リフレクテッドXSS
修正バージョン 2.4.10
発見者 Trương Hữu Phúc

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の不適切な検証により発生する脆弱性
  • ユーザーの認証情報やセッション情報の窃取が可能
  • Webサイトの改ざんやマルウェアの配布に悪用される可能性

XSS脆弱性は特にWordPressのようなCMSプラグインでよく見られ、プラグインの入力処理における不備が原因となることが多い。Small Package Quotesの事例では、Webページ生成時の入力値の無害化処理が不十分であったため、攻撃者が悪意のあるスクリプトを注入できる状態となっていた。

Small Package Quotesの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、プラグインの広範な利用状況を考えると、潜在的な影響範囲が非常に大きい問題となっている。Small Package Quotesの場合、XSS脆弱性の深刻度が高いにもかかわらず、ユーザーの関与が必要という特性があるため、攻撃の成功率を下げる要因となっているだろう。

今後はプラグイン開発者による入力値の検証やサニタイズ処理の強化が重要となってくる。特にWordPressのエコシステムでは、セキュリティ機能の標準化やベストプラクティスの共有が求められており、プラグイン開発時のセキュリティレビューの徹底が必要だ。

また、WordPressユーザーにとってはプラグインの定期的なアップデートの重要性が改めて浮き彫りとなった。脆弱性情報の迅速な把握と対応、そして継続的なセキュリティ監視の体制構築が、今後のWebサイト運営において不可欠になるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-26918, (参照 25-03-20).
  2. 1612

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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