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公開：2025-03-20

HACARUSが新AIソフト初公開へ、デュアルチューニングで外観検査の自動化が進化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• HACARUSが新AIソフトの初公開を発表
• デュアルチューニングで検査精度を向上
• 固定カメラ構成との連携機能を追加

HACARUS Check AIソフトウェアの革新的な機能強化

株式会社HACARUSは2025年4月9日から3日間、ものづくりワールド名古屋の製造業DX展にて、HACARUS Check AIソフトウェア新バージョンの初公開デモンストレーションを実施することを発表した。新AIソフトは少量良品学習による簡易な検査立ち上げ機能を維持しながら、デュアルチューニングによる精度向上機能を実装している。^[1]

新AIソフトのユーザーインターフェースは完全にリニューアルされ、操作性が大幅に向上することが特徴となっている。複雑形状のワーク検査に対応するHACARUS Check i-WRIST連携モデルと、新たに固定カメラ構成との連携機能により、検査機の価格を抑えた提案が可能になった。

HACARUS Check i-WRIST連携モデルは、手首関節モジュールによる高速かつ精密な動作で撮像を行い、複雑な形状のワークの検査に対応している。従来は検査の自動化が困難であったダイカストなどの金属部品の自動検査を実現し、製造業のDX推進に貢献することが期待される。

HACARUS Check新AIソフトの機能まとめ

HACARUS Checkの詳細はこちら

デュアルチューニングについて

デュアルチューニングとは、不良品の見逃しと良品の過検知の両面に着目し、アノテーションありの追加学習によって連続的な精度向上を目指すHACARUS独自の概念である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 不良品と良品の両方の学習データを活用
• アノテーション追加による継続的な精度向上
• 検査システムの信頼性を段階的に改善

新AIソフトに実装されたデュアルチューニング機能により、製造業における外観検査の自動化がさらに進展することが期待される。特にダイカストなどの金属部品の検査において、従来の目視検査に依存していた工程をAIによる高精度な自動検査へと移行することが可能になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「HACARUS、ものづくりワールド名古屋で新AIソフトを初公開 | 株式会社HACARUSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000026090.html, (参照 25-03-20).
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