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公開：2025-03-22

QNXが汎用組み込み開発プラットフォームGEDPを発表、開発期間短縮と安全性向上を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QNXがGEDPを発表し組み込み開発を効率化
• 高性能でスケーラブルな基盤ソフトウェアスタックを提供
• 機能安全とサイバーセキュリティ基準に対応

QNXが汎用組み込み開発プラットフォームGEDPを発表

BlackBerry Limitedの事業部門であるQNXは、汎用組み込み開発プラットフォームQNX General Embedded Development Platform（GEDP）を2025年3月10日に発表した。このプラットフォームはロボティクスや医療、産業オートメーションなどの分野における高性能でスケーラブルな組み込みシステムの開発期間短縮を実現する画期的なソリューションとなっている。^[1]

QNX GEDPは、QNXリアルタイムOS（RTOS）とQNXの主要なミドルウェア、開発ツールを包括的に統合した柔軟な基盤ソフトウェアスタックとして提供される。組み込みシステム開発者は柔軟なライセンスモデルによって市場投入期間を短縮しながら、最高水準の機能安全性とセキュリティ、パフォーマンスを確保することが可能になった。

QNXが実施した世界の組み込みソフトウェア開発者とエンジニア1,000人を対象とした調査では、回答者の75%が納期の緊急性により重要な安全要件の妥協を強いられる状況が一般的であると回答している。GEDPの登場により、品質とイノベーションを維持しながら厳しい開発要件に対応できるようになるだろう。

QNX GEDPの主な特徴まとめ

QNX GEDPの詳細はこちら

リアルタイムOSについて

リアルタイムOS（RTOS）とは、リアルタイム処理に特化した特殊なオペレーティングシステムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 厳密な時間制約下での確実な処理実行を保証
• 予測可能な応答時間と高い信頼性を提供
• 組み込みシステムやミッションクリティカルな環境で活用

RTOSは従来の汎用OSと比較して、時間制約のある処理を確実に実行する必要がある産業用制御システムや医療機器などで広く採用されている。QNX GEDPに含まれるRTOSは、高度な安全性要件と厳密な時間制約を持つ次世代の組み込みシステム開発において重要な役割を果たすことが期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「QNX、開発者のイノベーションを加速する組み込み開発プラットフォームのQNX®︎ General Embedded Development Platformを発表 | BlackBerry Japan 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000060255.html, (参照 25-03-22).
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