公開:

NTT東日本がアジラと業務提携しAI防犯カメラサービス「MIMAMORI AI」を3月末から提供開始、人材不足による社会課題の解決へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • アジラとNTT東日本が映像解析AI活用で業務提携
  • 防犯カメラの異常自動検知サービスを3月31日から提供開始
  • NDVがアジラへの出資を通じて事業展開を加速

NTT東日本が防犯カメラの異常検知AIサービス「MIMAMORI AI」を提供開始

株式会社アジラと東日本電信電話株式会社は有線・無線ネットワークと映像解析AIを組み合わせた業務提携基本契約を2025年1月29日に締結し、NTT東日本は3月31日より「ギガらくカメラ 映像解析オプション MIMAMORI AI」の提供を開始する。株式会社NTTドコモ・ベンチャーズはNTTインベストメント・パートナーズファンド4号投資事業有限責任組合を通じてアジラへの出資を実施することで事業展開を後押しするのだ。[1]

NTT東日本は2016年4月からクラウド型防犯カメラ「ギガらくカメラ」を提供しており、中小中堅企業を中心に累計約14.5万台の販売実績を持つ企業である。アジラは2015年の設立以来、AIを活用した行動認識技術や画像解析技術の研究開発を行い、大規模施設向けにオンプレミス型のAI警備システム「AI Security asilla」を2022年から提供している。

両社は体験ブースの共同開設や防犯カメラ、ロボットとAI警備システムを活用した警備・巡回業務DXの実現に向けた実証実験の実施など、様々な連携を進めてきた実績がある。本提携により、通信技術と映像解析AIを組み合わせることで、人材不足の深刻化によるさまざまな社会課題の解決を目指すことになった。

MIMAMORI AIサービスの詳細

項目 詳細
提供開始日 2025年3月31日
主な機能 人の姿勢や動きを分析する骨格推定方式による行動認識AI、リアルタイム映像解析、不審・異常行動の検知・通知
料金 月額1.5万円(税抜)程度から提供
対象施設 中小規模施設、無人店舗、介護施設、保育施設等
導入要件 ギガらくカメラの設置とインターネット接続環境が必要
特長 クラウド型で遠隔監視や複数拠点の一元管理が可能、短期間のスポット利用にも対応

骨格推定方式について

骨格推定方式とは、人の関節点(キーポイント)を特定し、体の姿勢や動きを解析する技術のことを指す。以下のような特徴を持つ技術である。

  • 物体検知方式と比較して詳細な動作認識が可能
  • 転倒、手の動き、歩行、ジャンプなどの動作を正確に検出
  • 精密なカメラ画角調整が不要で導入が容易

骨格推定方式を採用したMIMAMORI AIは、エスカレーター事故の未然防止や早期発見に効果を発揮することが期待されている。2018~2019年の2年間で約1,550件発生したエスカレーター事故に対し、滞留や逆走などのヒヤリハットを検知し、警備員の迅速な対応を可能にすることで、重大事故の防止に貢献するだろう。

参考サイト

  1. ^ 株式会社アジラ. 「商業施設や無人店舗の事件・事故を未然防止するクラウド型異常検知AIサービス「MIMAMORI AI」を提供開始~通信×映像解析AIで社会課題解決を実現~」. https://jp.asilla.com/post/ntthigashi-20250321, (参照 25-03-25).
  2. 8178

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
AIに関する人気タグ
AIに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。