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富士キメラ総研がデータセンターサービス市場の調査結果を発表、2029年の国内市場規模は5兆4,036億円に拡大と予測

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 富士キメラ総研がデータセンターサービス市場の調査結果を発表
  • 2029年の国内市場規模は5兆4,036億円まで拡大と予測
  • GPUサーバーやIaaS/PaaSが市場拡大をけん引する見込み

データセンターサービス市場が2029年に5兆円超えへ

富士キメラ総研は2025年3月24日、国内のデータセンターサービス市場に関する調査結果を発表した。メガクラウドベンダーのデータセンター需要増加を背景に新設計画数が増加しており、データセンター1拠点あたりの開発規模も大規模化が進んでいることが明らかになった。[1]

調査結果によると2024年の市場規模は4兆180億円となる見込みで、2029年には5兆4,036億円まで拡大すると予測されている。特にIaaS/PaaSが市場拡大をけん引し、国内IT関連サービスの中でも高い成長率を示すと見込まれている。

GPUホスティングサービスの利用増加も市場拡大の要因となっており、新規参入ベンダーも増加している。また、ハウジングではAI関連システムの構築需要が増加しており、都心や大阪都市部を中心に独自のAIシステム構築の動きが活発化している。

データセンターサービス市場の動向まとめ

地域 2024年見込 2023年比 2029年予測 2023年比
関東 291万2,210m2 108.3% 388万2,850m2 144.4%
関西 119万5,200m2 103.6% 171万1,800m2 148.4%
その他 51万1,200m2 100.0% 56万7,000m2 110.9%
合計 461万8,610m2 106.1% 616万1,650m2 141.5%

GPUサーバーについて

GPUサーバーとは、従来のCPUに加えてGPU(画像処理半導体)を搭載したサーバー設備のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 大規模な並列演算処理が可能で、AI・生成AI開発に最適
  • 科学技術研究や画像処理など幅広い用途に対応
  • 高性能な処理能力により、複雑なAIタスクを効率的に実行

2024年のGPUサーバー市場は前年比3.0倍の640億円となる見込みで、2029年には3,270億円まで拡大すると予測されている。大手クラウド事業者や教育・研究機関、AI関連企業による大規模導入が進んでおり、経済産業省による計算資源整備の助成も追い風となっている。

参考サイト

  1. ^ 富士キメラ総研. 「プレスリリース:『データセンタービジネス市場調査総覧 2025年版 市場編』まとまる(2025/3/24発表 第25029号)」. https://www.fcr.co.jp/pr/25029.htm, (参照 25-03-27).
  2. 3405
  3. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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