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【CVE-2025-2219】LoveCardsV2に深刻な画像アップロード機能の脆弱性、ベンダーの対応の遅れが課題に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • LoveCardsV2 2.3.2以前のバージョンで脆弱性を発見
  • 画像アップロード機能に制限のない深刻な脆弱性が存在
  • ベンダーは報告に対して未対応の状態が継続

LoveCardsV2の画像アップロード機能における脆弱性

2025年3月12日、LoveCardsV2のバージョン2.3.2以前に深刻な脆弱性が発見され、CVE-2025-2219として公開された。この脆弱性は/api/upload/imageのファイル処理において制限のないアップロードを可能にするもので、リモートからの攻撃が実行可能である。[1]

CVSSスコアは3.1および3.0で7.3(High)、4.0で6.9(Medium)と評価されており、攻撃者は特権やユーザーインタラクションなしで攻撃を実行できる可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性が指摘されている。

脆弱性の報告を受けたベンダーは早期に連絡を受けていたものの、現時点で何らの対応も行っていない状況が続いている。CWEでは「制限のないアップロード(CWE-434)」および「不適切なアクセス制御(CWE-284)」として分類されている。

LoveCardsV2の脆弱性概要

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-2219
影響を受けるバージョン 2.3.0、2.3.1、2.3.2
脆弱性の種類 制限のないアップロード、不適切なアクセス制御
CVSSスコア CVSS:4.0 - 6.9(Medium)、CVSS:3.1/3.0 - 7.3(High)
攻撃条件 リモートからの攻撃が可能、特権不要、ユーザー操作不要

制限のないアップロードについて

制限のないアップロードとは、Webアプリケーションにおいてファイルアップロード機能の制限が適切に実装されていない脆弱性を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ファイルタイプやサイズの検証が不十分または欠如
  • アップロードされたファイルの実行権限が適切に制限されていない
  • マルウェアや悪意のあるスクリプトのアップロードが可能

LoveCardsV2の脆弱性では、/api/upload/imageエンドポイントにおいて画像ファイルのアップロードに関する制限が不適切であることが指摘されている。この脆弱性は既に公開されており、リモートからの攻撃が可能なため、早急な対応が必要とされている。

LoveCardsV2の脆弱性に関する考察

画像アップロード機能における制限の欠如は、Webアプリケーションのセキュリティにおいて深刻な影響をもたらす可能性がある。特にリモートからの攻撃が可能で特権が不要という点は、攻撃者にとって非常に魅力的な標的となることが予想される。

ベンダーの対応の遅れは、ユーザーのセキュリティリスクを高める要因となっている。早急なセキュリティパッチの提供と、アップロード機能における適切な制限の実装が必要不可欠である。

今後の対策としては、ファイルタイプの厳格な検証、アップロードサイズの制限、アップロードディレクトリのパーミッション設定の見直しなどが考えられる。これらの対策を包括的に実装することで、同様の脆弱性の再発を防ぐことが可能となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2219, (参照 25-04-01).
  2. 1783

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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