インテリジェント ウェイブがCWATクラウドV6.2をリリース、正規表現採用で重要データの特定精度が向上

PR TIMES より
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記事の要約
- IWIがCWATクラウドの重要データ特定機能を強化
- キーワードチェック機能に正規表現を採用し精度向上
- Outlook on the webへの対応でデータ持ち出し経路を拡大
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CWATクラウドV6.2のセキュリティ機能強化
インテリジェント ウェイブは内部情報漏えい対策ソリューション「CWATクラウド」のバージョンアップを2025年4月1日に実施した。このバージョンアップではキーワードをもとに重要データを特定する機能が向上し、文字列の検知精度が大幅に改善されている。[1]
新バージョンでは正規表現を採用することで、文字間のスペースの有無に関わらず「社外秘」などの文字列を検知できるようになり、クレジットカード番号やマイナンバーなどの数字パターンも識別可能になった。さらにディレクトリ名やファイル名、ファイル内容ごとに検知の要否を設定できる柔軟な運用機能も追加された。
またマイクロソフトが提供するWebベースのメールサービス「Outlook on the web」への対応も実現し、Webブラウザ上でのメール送受信時における不正な送信の検知や、メール本文および添付ファイルのキーワードチェックが可能になった。これにより、データ持ち出し経路の監視・制御がより包括的になっている。
CWATクラウドV6.2の機能まとめ
機能 | 詳細 |
---|---|
キーワードチェック強化 | 正規表現による高精度な文字列検知 |
検知設定の柔軟化 | ディレクトリ名、ファイル名、ファイル内容ごとの設定が可能 |
Outlookサポート | Outlook on the webでのメール監視・制御に対応 |
データ保護機能 | ファイルの暗号化による外部環境での情報保護 |
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正規表現について
正規表現とは、文字列の中から特定のパターンを検索したり、文字列を置換したりするための記述方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 複雑な文字列パターンを柔軟に定義可能
- 文字間のスペースや特殊文字を含む文字列も検出可能
- 数字やアルファベットの並びなど、特定のパターンを効率的に検索可能
CWATクラウドV6.2では正規表現を活用することで、社外秘などの機密情報を示すキーワードやクレジットカード番号、マイナンバーなどの重要な数値パターンを高精度に検知することが可能になった。この機能により、より確実な情報漏えい対策が実現できる。
CWATクラウドV6.2の機能強化に関する考察
CWATクラウドV6.2における正規表現の採用は、企業における機密情報管理の精度向上に大きく貢献する可能性がある。特にクレジットカード番号やマイナンバーといった定型的な数値パターンの検知が強化されたことは、金融機関や公共機関におけるコンプライアンス対策として有効だろう。
一方で、検知精度の向上に伴い、業務上必要な情報まで過剰に制限してしまうリスクも考えられる。この課題に対しては、ディレクトリ名やファイル名、ファイル内容ごとに検知要否を設定できる柔軟な運用機能が効果的な解決策となるはずだ。
今後はAIやパターン認識技術の進化により、より高度な情報漏えい対策が実現されることが期待される。特にOutlook on the webへの対応に見られるように、クラウドサービスとの連携強化がさらに進むことで、より包括的なセキュリティ対策が可能になるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「内部情報漏えい対策ソリューションの重要データを特定する機能を強化 | 株式会社インテリジェント ウェイブのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000084379.html, (参照 25-04-02). 1931
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