パナソニックコネクトが荷役車両向けカイゼン支援ソリューションを発表、Visual SLAM技術で作業効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

IT・テックのコネクトメディア「ゼゼック」
カテゴリ毎のアーカイブ記事一覧
【カテゴリ別】2025年04月のアーカイブ一覧
パナソニックコネクトが荷役車両向けカイゼン支援ソリューションを発表、Visual SLAM技術で作業効率化を実現

記事の要約

パナソニックコネクトが新ソリューション「CYTIS Insight for Cargo」を発表
Visual SLAM技術で荷役車両の動線と作業を可視化
工場・倉庫内の作業効率化と生産性向上を実現

Visual SLAMを活用した倉庫業務改善ソリューションを提供開始

パナソニックコネクト株式会社は2025年3月31日、工場・倉庫内の荷役車両の動線と作業実態を可視化する「CYTIS Insight for Cargo」の提供を開始すると発表した。Visual SLAM技術を活用することで荷役作業を自動的に分類し、現場改善に向けた分析を支援するソリューションとなっている。^[1]

製造・物流業界では人手不足の加速や工場内物流業務の複雑化により、倉庫運用の効率化と生産性向上が喫緊の課題となっていた。特にフォークリフトドライバーの有資格者数は年々減少傾向にあり、限られた人的リソースで安全に運用することが急務となっている。

新ソリューションでは作業動線と手元作業の映像を蓄積・解析することで、荷姿有りの走行や空走行、停止など作業単位で自動的に分類し可視化することが可能だ。専門的な電気工事が不要で導入が容易なことから、物損・衝突事故の状況確認や安全運転意識の啓発にも活用できる。

CYTIS Insight for Cargoの機能まとめ

項目	詳細
提供開始日	2025年3月31日
主な機能	荷役車両の動線・手元作業の可視化、作業分類の自動化
必要機器	自己位置推定機能付きセンサーカメラ、手元作業撮影用カメラ、ARマーカー
活用シーン	倉庫運用の効率化、安全運転意識の啓発、事故状況の確認

CYTIS Insight for Cargoの詳細はこちら

Visual SLAMについて

Visual SLAMとは、カメラ・イメージセンサーの映像から自己位置や周囲の環境を認識する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

カメラ映像のみで周囲環境のマッピングが可能
リアルタイムでの位置推定と環境認識を実現
特別なインフラ整備が不要で導入コストを抑制

荷役車両の作業においてはVisual SLAM技術により、走行経路や作業内容を自動的に認識し分類することが可能となる。これにより作業実績の可視化と分析が容易になり、既存のWMSやWESでは取得できなかった詳細な作業データの収集と活用が実現できるのだ。

参考サイト

^ Panasonic. 「Visual SLAMを活用した課題発見型カイゼン支援ソリューション「CYTIS Insight for Cargo」を提供開始 | 企業・法人向けソリューション | 製品・サービス | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニックニュースルームジャパン」. https://news.panasonic.com/jp/press/jn250331-4, (参照 25-04-02).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム