株式会社estomaがFTSE ESGスコア分析機能を追加、企業のESG評価対応業務を大幅に効率化

PR TIMES より
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記事の要約
- estomaがFTSE ESGスコア分析機能を追加
- FTSE評価結果から自社スコアを高精度で自動算出
- AIによる評価・改善提案で業務効率を80%向上
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estomaのFTSE ESGスコア分析機能の実装によるESG評価業務の効率化
株式会社estomaは、ESG統合情報開示クラウド「estoma」に、FTSE Russell ESG Scoreを自動分析する機能を2025年4月2日に追加したことを発表した。ESG評価対応において企業の担当者が直面している膨大な業務量の課題に対し、AIによる自動回答機能と評価スコア予測機能を組み合わせることで解決を図る取り組みである。[1]
現状のESGスコア算出プロセスでは、法務や調達、ガバナンス、人事、環境など多岐にわたる分野について、サステナビリティ担当者が各部署と連携しながら1-2ヶ月かけて回答を作成する必要があった。新機能により、FTSEサイトからダウンロードした評価結果をアップロードするだけで、誤差数%程度の精度で自社のスコアを自動算出できるようになっている。
また、estomaAIが評価結果が「No」となっている項目に対して具体的な改善案を提示し、改善後のスコアポテンシャルも提案する機能を実装した。今後はFTSE指標以外の国際指標や評価基準への対応も拡大し、企業のサステナビリティ対応業務全般を一元化・効率化できるプラットフォームを目指すとしている。
estoma新機能の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
対象企業数 | 日本国内上場企業約3,800社のうち大企業約1,400社 |
評価項目数 | 約800項目 |
主要機能 | FTSE質問票のAI自動評価・改善提案機能 |
効率化効果 | 質問票対応業務を約80%効率化 |
追加機能 | CDP、DJSI、取引先質問票への対応、CO2算定、ESG情報の指標管理 |
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FTSE Russell ESG Scoreについて
FTSE Russell ESG Scoreとは、グローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russell社が企業のESG対応を評価するために設計した指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 環境・社会・ガバナンスの3要素を総合的に評価
- 約800項目の詳細な評価基準による客観的分析
- GPIFなど機関投資家の投資判断指標として活用
FTSE Russell ESG Scoreに基づいて設計されたFTSE Blossomインデックス・シリーズは、年金積立金管理運用独立行政法人をはじめとする機関投資家のサステナブル投資における重要な指標となっている。評価結果は投資判断材料として広く活用されており、企業価値向上の重要な要素となっている。
FTSE ESGスコア分析機能に関する考察
estomaのFTSE ESGスコア分析機能は、従来1-2ヶ月を要していた評価対応業務を大幅に効率化する画期的なソリューションとなる可能性を秘めている。特にAIによる自動評価と改善提案機能は、企業のサステナビリティ担当者の業務負担を軽減するだけでなく、より戦略的なESG施策の立案・実行を可能にするだろう。
一方で、AIによる評価の精度や改善提案の実効性については、実際の運用を通じた検証が必要となってくる。また、今後対応を予定している他の国際指標や評価基準との整合性を確保することも、プラットフォームとしての価値を高める上で重要な課題となっている。
ESG評価の重要性が増す中、企業の取り組みを効率的に可視化し改善につなげる本サービスの役割は今後さらに大きくなると予想される。特に中小企業へのESG対応支援や、グローバル展開を見据えた機能拡充など、さらなる発展が期待される分野も多い。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ESG開示における全ての取り組みや情報を管理できるESG統合情報開示クラウド「estoma」、FTSE ESGスコアを自動分析する『FTSE ESGスコア分析機能』が追加 | 株式会社estomaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000103789.html, (参照 25-04-03). 2741
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