DX

ディーエックス

公開：2025-04-09

カルビーが全拠点でBill Oneを導入、年間6万2000件の請求書デジタル化で業務効率が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• カルビーがBill Oneを全拠点に導入し本格稼働を開始
• 年間6万2000件の請求書をデジタル化し業務効率を向上
• 経理関連業務の紙使用量を90%削減し500名以上の負担を軽減

カルビーのBill One導入による請求書デジタル化の実現

Sansan株式会社は、カルビー株式会社が請求書管理サービス「Bill One」を国内全拠点で導入し本格稼働を開始したことを2025年4月8日に発表した。カルビーでは年間約6万2000件の請求書を受領しており、紙や電子など多様な形式での請求書管理に課題を抱えていたため、ペーパーレス化による生産性向上を目指してBill Oneを導入することを決定したのだ。^[1]

カルビーの請求書処理には500名以上の担当者が関わっており、各担当者が受領した請求書情報をシステムに手入力し上長の確認を経て経理部門で支払い承認を行う必要があった。紙請求書は全国各地の拠点から経理部門への郵送が必要で、発送業務や保管に多くの時間と手間がかかっていたため、請求書処理フローの統一化と効率化が求められていた。

Bill One導入によって紙の請求書をオンラインで管理することが可能となり、経理関連業務で扱う紙の量を90%程度削減することに成功した。開封作業や回覧、郵送作業が不要になり、経理部門での保管・管理の手間も大幅に削減され、リモートワークにも対応した柔軟な業務体制を構築することができている。

Bill One導入による業務改善効果まとめ

インボイス管理サービスについて

インボイス管理サービスとは、企業間の取引で発生する請求書をデジタル化して一元管理するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 紙の請求書を電子化してオンラインで管理可能
• 請求書の検索・確認・承認作業を効率化
• 経理業務のペーパーレス化とコスト削減を実現

Bill Oneのようなインボイス管理サービスは、企業の経理業務における生産性向上に大きく貢献している。請求書のデジタル化によって、保管スペースの削減や業務の効率化だけでなく、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を実現することが可能となっている。

Bill One導入による業務改革に関する考察

カルビーのBill One導入は、経理業務のデジタル化における重要な一歩として評価できる。請求書のデジタル化によって業務効率が向上し、経理部門の作業負担が大幅に軽減されただけでなく、リモートワークへの対応も実現することができた。ただし、取引先によっては依然として紙の請求書を選好する可能性もあり、完全なペーパーレス化には時間がかかる可能性もあるだろう。

今後の課題として、デジタル化された請求書データの長期保存や、セキュリティ対策の強化が挙げられる。データの改ざんや漏洩を防ぐためのセキュリティ体制の整備や、従業員のデジタルリテラシー向上のための教育も重要になってくるはずだ。

将来的には、AIやRPAとの連携によってさらなる業務効率化が期待される。請求書の内容チェックや承認プロセスの自動化、異常検知機能の追加など、テクノロジーを活用した新機能の開発が進むことで、経理業務の革新がさらに加速するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「カルビーが国内全拠点でBill Oneを導入し、年間6万2000件の請求書をデジタル化 | Sansan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000674.000049627.html, (参照 25-04-09).
2630

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧