CROSS SYNCとアルムが資本・業務提携、iBSEN DXとJoinを活用した遠隔ICUの普及加速へ
PR TIMES より
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記事の要約
- CROSS SYNCとアルムが資本・業務提携を開始
- 遠隔ICUの普及を目指し、製品とノウハウを活用
- iBSEN DXとJoinを組み合わせ、医療の質向上に貢献
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CROSS SYNCとアルムの資本・業務提携による遠隔ICU普及の取り組み
CROSS SYNCは医療ICT分野で実績のあるアルムと資本及び業務提携を開始した。2023年3月にアルムからの出資を受け、2024年8月より業務提携を開始している。両社は製品とノウハウ及び販売網を活用し、共同で遠隔ICUの普及を目指す取り組みを展開する。[1]
この提携により、CROSS SYNCの生体看視アプリケーション「iBSEN DX」とアルムの医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を組み合わせた遠隔ICUシステムの導入が加速する。Joinの顧客基盤とアルムの自治体への営業ノウハウを活用することで、医療従事者の負担軽減と地域医療の質向上に貢献することが期待される。
CROSS SYNCのiBSEN DXは重症系病床の患者状態把握に必要な情報を集中管理し、離れた場所からのモニタリングを可能にする。複数のバイタル値からEWSやS.I.を算出し、独自スコアCSSと患者映像等の情報を併せて表示することで、患者の状態変化を監視し、ケアを支援する指標を提供する。
CROSS SYNCとアルムの遠隔ICU提携の特徴
CROSS SYNC | アルム | |
---|---|---|
主要製品 | iBSEN DX | Join |
製品特徴 | 生体看視アプリケーション | 医療関係者間コミュニケーションアプリ |
強み | 患者状態の集中管理と遠隔モニタリング | 顧客基盤と自治体への営業ノウハウ |
提携目的 | 遠隔ICUの普及加速 | 医療DXの実現 |
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EWSについて
EWS(Early Warning Score)とは、バイタルサインから急変リスクを予測するスコアの総称であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 複数のバイタルサインを組み合わせて評価
- 患者の状態悪化を早期に検出
- NEWSやMEWSなど複数の種類が存在
CROSS SYNCのiBSEN DXでは、EWSを含む複数のスコアを算出し、患者の状態変化を監視している。これにより、重症系病床での患者ケアを支援し、遠隔ICUシステムの効果的な運用に貢献している。EWSの活用は、医療の質向上と医療従事者の負担軽減に大きな役割を果たしている。
CROSS SYNCとアルムの遠隔ICU提携に関する考察
CROSS SYNCとアルムの提携は、両社の強みを活かした相乗効果が期待できる点で評価できる。iBSEN DXの高度な患者モニタリング機能とJoinの広範な顧客基盤を組み合わせることで、遠隔ICUの普及が加速する可能性が高い。一方で、医療機関ごとの既存システムとの統合や、セキュリティ面での課題が懸念される。
これらの課題に対しては、オープンAPIの活用や、厳格なセキュリティ基準の策定が解決策として考えられる。また、今後は人工知能(AI)を活用した予測分析機能の追加や、他の医療機器メーカーとの連携拡大が期待される。遠隔ICUの普及により、地方や過疎地域における高度医療へのアクセス改善が見込まれる。
CROSS SYNCとアルムの提携は、日本の医療DXを推進する重要な一歩となるだろう。両社には、継続的な技術革新と医療現場のニーズに応じたサービス改善が求められる。さらに、グローバル展開を視野に入れた戦略立案も、今後の成長に不可欠だ。医療の質向上と効率化を両立する遠隔ICUの発展に、業界からの期待が高まっている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「CROSS SYNCは、プログラム医療機器「生体看視アプリケーション iBSEN DX」を活用した 遠隔ICUの普及を目指し、株式会社アルムと資本及び業務提携を開始 | 株式会社CROSS SYNCのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000075703.html, (参照 24-08-23).
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