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公開：2025-04-12

リコーが360度カメラとクラウドを統合したRICOH360 ビジネスパッケージを提供開始、建設業界のDXを加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• リコーが360度カメラとクラウドを組み合わせたビジネスパッケージを提供開始
• THETAによる360度撮影でデータを自動的にクラウドへアップロード
• 物損補償付きレンタル・サポートで現場確認の中断を最小限に

リコーのRICOH360 ビジネスパッケージによる業務DX推進

株式会社リコーは、建設・設備管理業界の業務DXと生産性向上を目指し、360度カメラと画像活用アプリを組み合わせたトータルソリューション「RICOH360 ビジネスパッケージ」の提供を2025年4月10日より開始した。このパッケージは360度カメラ「RICOH THETA」での撮影とクラウドを活用した画像管理を統合し、工事現場や設備管理現場での記録・共有・管理の効率化を実現するソリューションである。^[1]

従来の現場管理では、通常のカメラで複数の写真を撮影し、事務所でのデータアップロードやメール共有など多くの手間が必要だった状況が一変する。360度撮影により撮り漏れを防ぎ、データは自動的にクラウドへアップロードされ、AIが最適な画像処理を実行することで、業務効率が大幅に向上するだろう。

リコーは今後も360度画像・映像を活用した業界横断型プラットフォームを通じて、デバイス、ソフトウェア、クラウドサービスの連携を強化していく方針だ。撮影からデータ活用までのワークフロー全体を効率化することで、より良いユーザー体験の提供を目指すことになるだろう。

RICOH360 ビジネスパッケージの機能まとめ

RICOH360 ビジネスパッケージの詳細はこちら

業務DXについて

業務DXとは、デジタルトランスフォーメーション（Digital Transformation）の略称で、デジタル技術を活用して業務プロセスを変革することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来の業務プロセスをデジタル技術で効率化
• データの収集・分析による意思決定の迅速化
• ペーパーレス化やクラウド活用による情報共有の円滑化

RICOH360 ビジネスパッケージは、360度カメラとクラウドを組み合わせることで、建設・設備管理業界の業務DXを推進するソリューションとなっている。現場の状況を正確に記録し、関係者間で即座に共有できる仕組みを構築することで、業務効率の向上と意思決定の迅速化を実現するのだ。

RICOH360 ビジネスパッケージに関する考察

RICOH360 ビジネスパッケージの強みは、360度カメラによる撮影から画像管理までをシームレスに統合している点にある。現場作業員はカメラ操作に特別なスキルを必要とせず、撮影データは自動的にクラウドに保存され、AIによって最適な状態に処理されることで、業務効率が飛躍的に向上するだろう。

ただし、クラウドベースのサービスであるため、インターネット接続が不安定な環境での使用や、大容量データの転送時の通信速度などが課題となる可能性がある。オフライン時のデータ保存やバックアップ機能の強化、データ圧縮技術の改善など、より安定した運用のための機能拡充が期待されるところだ。

将来的には、AIによる画像解析機能の強化や、BIMやCADなどの他システムとの連携機能の追加が望まれる。建設・設備管理業界のデジタル化をさらに推進し、より効率的な現場管理を実現するためのプラットフォームとしての発展が期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「360度で空間の可視化・管理・最適化をクラウドで実現 | 株式会社リコーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000039649.html, (参照 25-04-12).
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