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公開：2025-04-12

OBCとPayPayが給与デジタル払いのAPI連携を開始、業界初の人事給与システムと決済サービスの連携で業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• OBCとPayPayが給与デジタル払いのAPI連携を開始
• 奉行クラウドで最短15秒での給与デジタル払い申請が可能に
• 業界初となるキャッシュレス決済と人事給与システムの連携を実現

OBCとPayPayが実現する給与デジタル払いの革新的API連携

株式会社オービックビジネスコンサルタントは、PayPay株式会社と共同で奉行Edge 労務管理電子化クラウドとPayPay給与受取のAPI連携を2025年4月11日より開始した。両社の連携により従業員は入金用口座情報を手入力する必要がなくなり、PayPayと連携ボタンをタップするだけで最短15秒での申請が可能になっている。^[1]

従来の給与デジタル払い対応では労使協定などの手続きに加え、バックオフィス担当者による従業員の口座情報収集が必要であり、従業員側も申請に約2分の時間を要していた。新APIの導入によってバックオフィス担当者の振込エラー対応負荷が軽減され、業務効率の大幅な向上が実現されている。

キャッシュレス決済サービスと人事給与システムが情報連携して給与デジタル払いに必要な入金用口座情報などの収集をスムーズに実施できるようにする取り組みは、HRサービス業界とキャッシュレス決済業界で初めての試みだ。今後キャッシュレス決済の普及に伴い、給与デジタル払いの需要が高まることが予想される。

給与デジタル払いのAPI連携まとめ

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デジタル払いについて

デジタル払いとは、従来の銀行振込に代わる新しい賃金支払方法で、資金移動業者が提供する電子マネーや決済サービスを通じて給与を受け取る仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来の銀行振込より手続きが簡素化
• スマートフォンアプリで即時に資金の確認が可能
• 受け取った給与をそのままキャッシュレス決済に利用可能

奉行Edge 労務管理電子化クラウドとPayPay給与受取のAPI連携により、従業員は給与デジタル払いの申請手続きを最短15秒で完了できるようになった。バックオフィス担当者の振込エラー対応負荷が軽減され、企業全体の業務効率化にも貢献している。

給与デジタル払いのAPI連携に関する考察

給与デジタル払いのAPI連携は、従業員の利便性向上とバックオフィス業務の効率化を同時に実現する画期的な取り組みである。従来の手入力による申請プロセスを自動化することで、人的ミスを防ぎながら処理時間を大幅に短縮できることは、企業の生産性向上に大きく寄与するだろう。

一方で、給与デジタル払いの普及に伴い、セキュリティリスクやシステム障害への対応が新たな課題として浮上する可能性がある。給与情報の取り扱いには特に慎重な対応が求められるため、APIの堅牢性や冗長性の確保、インシデント発生時の迅速な対応体制の構築が必要不可欠だ。

今後は他の決済サービスや人事給与システムでも同様のAPI連携が進むことが予想される。業界標準的なAPI仕様の策定や、マルチベンダー環境での相互運用性の確保など、エコシステムの発展に向けた取り組みが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「業界初！ OBCとPayPay、給与デジタル払いのAPI連携を開始 | 株式会社オービックビジネスコンサルタントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000026471.html, (参照 25-04-12).
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