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公開：2025-04-12

HOUSEIとGLOBL PTRが物流DX領域で協業、スマート倉庫システムで倉庫業務の効率化を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• HOUSEIとGLOBL PTRが物流DX領域で協業開始
• スマート倉庫システムを日本市場向けに提供
• 四方向パレットシャトルで倉庫スペースを50%効率化

HOUSEIとGLOBL PTRのスマート倉庫システム構築

HOUSEI株式会社は2025年4月9日、上海GLOBL智能科技株式会社と協業し、日本市場向けにスマート倉庫システムの提供を開始することを発表した。HOUSEIはIT・DX領域での実績と日本国内でのサポート体制を活かし、中国のリーディングカンパニーであるGLOBL PTRと連携することで、コストパフォーマンスに優れた自動化製品・サービスを展開していく方針だ。^[1]

GLOBL PTRは中国国内において四方向パレットシャトル市場でシェア40～50%を占め、2022年及び2023年にシェア第1位を獲得している実績を持つ企業である。世界中で700件以上のプロジェクトを手掛けており、物流用パレット搬送ロボットの開発・製造・販売と物流DXソリューションを主な事業として展開している。

スマート倉庫システムでは、無人ブラックランプ倉庫や最低動作温度マイナス25℃への対応など、特殊環境下でのソリューションも提供可能となっている。四方向パレットシャトルの導入により、既存の倉庫と比較して同面積とビルの高さで倉庫スペースを50%増やすことができ、現場スタッフの業務負担は30～50%の削減が見込まれている。

スマート倉庫システムの特徴まとめ

四方向パレットシャトルについて

四方向パレットシャトルとは、倉庫内を自由に移動可能な高機動型自動車両のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 前後・左右の全方向への移動が可能な自動搬送車両
• 従来のスタッカークレーンと比べてスペース利用効率が約30%向上
• 柔軟な倉庫内レイアウト対応と自動搬送による省人化を実現

四方向パレットシャトルは物流倉庫の自動化において重要な役割を果たしており、Mordor Intelligenceの調査によると、無人搬送機市場は2029年までに年平均成長率8.29%で拡大すると予測されている。この成長に伴い、四方向パレットシャトルの需要も増加することが見込まれる。

物流DXに関する考察

HOUSEIとGLOBL PTRの協業は、日本の物流業界が直面する人手不足の課題に対する具体的な解決策となる可能性を秘めている。特に四方向パレットシャトルの導入により、倉庫スペースの効率化と作業負担の軽減が同時に実現できることは、物流業界の生産性向上に大きく貢献するだろう。

今後の課題として、導入コストの最適化とシステムの安定性確保が挙げられる。これらの課題に対しては、両社の技術力と実績を活かした段階的な導入アプローチと、充実したサポート体制の構築が有効な解決策となり得るだろう。

物流DXの将来展望として、AIやIoTとの連携による更なる自動化の進展が期待される。特に需要予測や在庫最適化などのデータ分析との統合により、より高度なスマート物流の実現が可能になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「HOUSEI、GLOBL PTRと協業 　物流DX領域で「スマート倉庫システム」構築を開始 | HOUSEI株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000035497.html, (参照 25-04-12).
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2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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