アズジェントがVicarius VRXの販売を開始、パッチ未提供でも自動で脆弱性に対応可能に

PR TIMES より
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記事の要約
- アズジェントがVicarius VRXの販売を開始
- 脆弱性検出と3段階の自動是正措置を提供
- パッチ未提供でも修正スクリプトで対応可能
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Vicarius VRXによる脆弱性管理の強化
アズジェントは米国Vicarius社のCTERソリューション「Vicarius VRX」の販売契約を締結し、2025年6月から販売を開始する予定だ。Vicarius VRXは脆弱性をニアリアルタイムに検出し、CVSSスコアや実際のシステムにおける深刻度、Exploit Databaseなど複数の情報を用いた相関分析により優先順位付けを判断する機能を備えている。[1]
Vicarius VRXは脆弱性の修正対応において、パッチ適用、修正スクリプト提供、バーチャルパッチという3段階の是正措置を自動で実施することが可能となっている。開発元から修正パッチが提供されていない場合でも、独自の修正スクリプトを提供することで脆弱性に迅速に対応できるのが特徴だ。
バーチャルパッチ機能では、デバイスにインストールされたエージェントが指定されたアプリのメモリ領域を監視してアクセス制御を行うことで、メモリスクレイピング攻撃などからの防御を実現している。アズジェントは本製品について、3年間で1億円の販売を目指すとしている。
Vicarius VRXの機能まとめ
是正措置 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
パッチ適用 | 開発元提供のパッチを適用 | 標準的な脆弱性対策 |
修正スクリプト | 独自の修正スクリプトを提供 | パッチ未提供時の対応 |
バーチャルパッチ | メモリ領域の監視とアクセス制御 | 即時の暫定対策が可能 |
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CTERについて
CTERとは「Continuous Threat Exposure Remediation(継続的脅威エクスポージャー対策)」の略称であり、システムセキュリティにおける新しいアプローチを示している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 脆弱性の継続的な検出と評価
- リスクベースの優先順位付け
- 自動化された是正措置の実施
CTERソリューションは従来の脆弱性管理製品と異なり、開発元からのパッチ提供を待つことなく独自の対策を講じることができる点が特徴となっている。Vicarius VRXではこのCTERアプローチを採用することで、システムの脆弱性に対して迅速かつ効果的な対応を実現している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「修正パッチが未提供でも脆弱性を塞ぐCTERソリューションVicarius VRX | 株式会社アズジェントのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000122556.html, (参照 25-04-24). 2188
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