【CVE-2024-3788】basewebのJSite 1.0でクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、リモート攻撃の可能性
スポンサーリンク
記事の要約
- basewebのJSite 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見
- CVE-2024-3788として識別された脆弱性を報告
- ファイル/a/sys/user/saveに影響する危険な脆弱性が公開
スポンサーリンク
basewebのJSite 1.0に深刻な脆弱性が発見
VulDBは2025年4月18日、basewebのJSite 1.0に深刻な脆弱性が発見されたと発表した。この脆弱性はCVE-2024-3788として識別され、ファイル/a/sys/user/saveの機能に影響を与えるクロスサイトスクリプティングの脆弱性であることが判明している。[1]
この脆弱性は引数Nameを操作することで攻撃が可能となり、攻撃者はリモートから攻撃を実行できることが明らかになった。CSSVスコアは最大で5.1を示しており、攻撃条件の複雑さは低いとされているため、早急な対応が必要な状況だ。
この脆弱性の詳細はすでに公開されており、攻撃コードも利用可能な状態となっている。影響を受けるのはJSite 1.0のユーザーで、暫定的な対策として管理者権限の制限やアクセス制御の強化が推奨されている。
JSite 1.0の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-3788 |
影響を受けるバージョン | JSite 1.0 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション |
CVSSスコア | 5.1(MEDIUM) |
影響を受けるコンポーネント | /a/sys/user/save |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能になる
- ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある
クロスサイトスクリプティングは、Webアプリケーションセキュリティにおいて最も一般的な脆弱性の一つとされている。JSite 1.0の脆弱性では、/a/sys/user/saveのName引数を介してスクリプトが挿入可能となり、攻撃者がリモートから悪意のあるコードを実行できる状態となっている。
JSite 1.0の脆弱性に関する考察
この脆弱性は、Webアプリケーションの基本的なセキュリティ対策が不十分であることを示唆している。特にユーザー入力値のバリデーションやサニタイズ処理が適切に実装されていない可能性が高く、今後も同様の脆弱性が発見される可能性がある。
対策として、入力値のバリデーションの強化やエスケープ処理の徹底、セキュアコーディングガイドラインの策定が必要となるだろう。また、定期的なセキュリティ監査やペネトレーションテストの実施により、同様の脆弱性を早期に発見することが重要である。
長期的には、セキュリティ・バイ・デザインの考え方を開発プロセスに組み込み、脆弱性の事前防止に努めることが望ましい。また、脆弱性が発見された際の迅速な対応体制の整備や、ユーザーへの適切な情報提供の仕組みづくりも重要な課題となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3788」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3788, (参照 25-04-26). 1740
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- NTTデータグループがOpenAIと戦略的提携を開始、生成AI技術で1,000億円規模の売上目標へ
- MetaがFacebookフィードのスパム対策を発表、コンテンツ品質向上とクリエイター保護を強化
- 愛知県住宅供給公社で661人分の個人情報漏えいの可能性、委託先のランサムウェア被害で必要外の情報提供も判明
- MicrosoftがCopilot Wave 2を発表、AIエージェントとの協業を加速する新機能を多数搭載
- Microsoft Build of OpenJDKがAzure Linux 3.0ベースの新コンテナイメージを発表、Mariner Linux 2.0からの移行戦略を明確化
- NTTデータ関西がデジタル庁標準仕様準拠の申請管理システムを自治体向けに販売開始、行政手続きのDX化を推進
- 日立システムズがPhishWallプレミアムを機能強化、サポート詐欺対策機能の追加でインターネットバンキングの安全性向上へ
- アズジェントが米VicariusのCTERソリューションVicarius VRXを販売開始、未提供パッチにも対応可能な脆弱性対策を実現
- 【CVE-2025-29649】TP-Link TL-WR840N routerにSQL Injection脆弱性、エミュレータ環境での再現性に議論
- 【CVE-2025-30305】Adobe XMP Toolkitに境界外読み取りの脆弱性、ASLRバイパスのリスクが発生
スポンサーリンク