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アズジェントが米VicariusのCTERソリューションVicarius VRXを販売開始、未提供パッチにも対応可能な脆弱性対策を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • アズジェントがVicarius VRXの販売契約を締結
  • 脆弱性対策ソリューションを6月より販売開始
  • 3段階の是正措置で脆弱性への対応を実現

アズジェントがVicarius VRXの販売を開始、脆弱性対策を強化

株式会社アズジェントは米Vicarius Ltd.と販売契約を締結し、システムセキュリティの脆弱性対策ソリューション「Vicarius VRX」の販売を2025年6月より開始すると発表した。セキュリティインシデントの主要因である外的要因への対策として、システム内の脆弱性をニアリアルタイムに検出し、複数の情報を用いた相関分析による優先順位付けを行う機能を提供する。[1]

Vicarius VRXは開発元からの修正パッチが提供されていない場合でも、修正スクリプトの提供やバーチャルパッチによる対応が可能となっている。この機能により2024年7月に発生したCrowdStrikeの障害においても、迅速な脆弱性対策を実現し、システムを保護することに成功している。

アズジェントは本製品の販売を通じて、3年間で1億円の売上を目指す方針を示している。価格はオープンプライスとなっているが、250アセットの参考価格は225万円からとなっており、企業規模に応じた柔軟な導入が可能となっている。

Vicarius VRXの機能まとめ

機能 詳細
脆弱性検出 システム内の脆弱性をニアリアルタイムに検出
優先順位付け CVSSスコア、システムでの深刻度、脅威データベースによる相関分析
是正措置 パッチ適用、修正スクリプト提供、バーチャルパッチの3段階対応
価格 250アセット 225万円(税抜)~

CTERソリューションについて

CTERは「Continuous Threat Exposure Remediation」の略称で、継続的な脅威エクスポージャー対策を意味する先進的なセキュリティアプローチである。以下のような特徴を持つソリューションとして注目を集めている。

  • システムの脆弱性を継続的に監視し、リアルタイムな対策を実現
  • 複数の情報源を活用した相関分析による優先順位付けを実施
  • パッチ適用、スクリプト提供、バーチャルパッチによる多層的な防御を提供

従来の脆弱性管理製品が開発元提供のパッチ適用のみに依存していたのに対し、CTERソリューションは修正パッチが未提供の状況でも対応が可能となっている。この特徴により、CrowdStrikeの障害事例のような緊急時においても、迅速な脆弱性対策を実現することが可能だ。

参考サイト

  1. ^ 株式会社アズジェント. 「修正パッチが未提供でも脆弱性を塞ぐCTERソリューションVicarius VRX | プレスリリース - アズジェント」. https://www.asgent.co.jp/press/releases/2025/20250422-001802.html, (参照 25-04-26).
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