MicrosoftがAzure SDKの新バージョンを発表、Node.js 18のEOLに向けた対応とライブラリの拡充が進む
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記事の要約
- Node.js 18が2025年4月30日にEOLを迎える
- Recovery Services Data Replicationの安定版をリリース
- 複数の言語向けに新しいライブラリのベータ版を公開
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Node.js 18のEOLとAzure SDKの新バージョンリリース
Microsoftは2025年4月25日、Azure SDKの新バージョンをリリースした。この発表で最も注目すべき点は、Node.js 18が2025年4月30日にEOLを迎えることで、セキュリティアップデートとクリティカルなバグ修正の提供が終了することになる。[1]
Recovery Services Data Replicationの安定版がManagement Library for .NETで提供開始となり、より信頼性の高いデータレプリケーション機能が実現された。このリリースにより、エンタープライズレベルのデータ保護とディザスタリカバリの実装が容易になったのだ。
さらに、複数のプログラミング言語向けにベータ版ライブラリが公開された。RustのStorage Blobをはじめ、Go、Java、JavaScript、Pythonで Agriculture PlatformやDurable Task、Weights and Biasなどの機能が利用可能になり、開発者の選択肢が大幅に拡大している。
Azure SDKの新機能まとめ
言語 | Rust | Go/Java | JavaScript | Python |
---|---|---|---|---|
主要機能 | Storage Blob | Arize AI Observability | Agriculture Platform | Arize AI Observability |
追加機能 | - | Durable Task | Durable Task | Durable Task |
状態 | ベータ版 | ベータ版 | ベータ版 | ベータ版 |
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EOLについて
EOLとは「End of Life」の略称で、ソフトウェアやハードウェアの製品寿命が終了することを意味する。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- セキュリティアップデートの提供終了
- 技術サポートの終了
- バグ修正の終了
Node.js 18のEOLに伴い、Azure SDKライブラリはEOLを迎えたプラットフォームやその他の依存関係での動作を保証しないことになる。このような変更はAzure SDKライブラリのメジャーバージョンを上げることなく行われる可能性があるため、サポート対象のプラットフォームへの移行が推奨される。
Node.js 18のEOLに関する考察
Node.js 18のEOLは、開発者コミュニティに大きな影響を与える重要な転換点となるだろう。特にエンタープライズ環境では、多くのアプリケーションがNode.js 18に依存しており、アップグレードには慎重な計画と実行が必要になる。セキュリティアップデートの終了は深刻なリスクとなる可能性が高い。
移行に伴う課題として、依存パッケージの互換性問題や既存のコードベースの修正が発生する可能性がある。これらの問題に対しては、段階的な移行計画の策定やテスト環境での十分な検証、自動化ツールの活用などが有効な対策となるだろう。Azure SDKチームには、移行ガイドラインの提供や互換性の確保を期待したい。
長期的には、Node.jsの新バージョンへの移行を契機としたアプリケーションの近代化も検討に値する。パフォーマンスの向上や新機能の活用、セキュリティの強化など、様々な恩恵を得られる可能性がある。Azure SDKの継続的な改善により、よりスムーズな開発体験が実現されることを期待している。
参考サイト
- ^ Microsoft Visual Studio. 「Azure SDK Release (April 2025) - Azure SDK Blog」. https://devblogs.microsoft.com/azure-sdk/azure-sdk-release-april-2025/, (参照 25-04-30). 2125
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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