セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-05

FFRIセキュリティがFFRI yarai analyzer Professional Version 1.7をリリース、マルウェア解析機能が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• FFRIセキュリティがマルウェア自動解析ツールの新バージョンをリリース
• Version 1.7でレポート出力形式とWeb API機能を追加
• prescan機能の追加で活用の幅が拡大

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7の新機能強化

株式会社FFRIセキュリティは、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」を2025年5月2日にリリースした。このバージョンでは、従来のHTML形式に加えてXML形式やYAML形式でのレポート出力が可能となり、解析結果の活用範囲が大幅に拡大している。^[1]

HTTPベースのWeb API機能が新たに追加されたことで、サードパーティのアプリケーションから検体解析や解析ステータスの取得、レポートの取得などの基本機能を利用できるようになった。これにより、外部システムとの連携が容易になり、より柔軟な運用が可能となっている。

また、クローラーによる検体ファイル解析の前に、ホスト側で静的解析エンジンによるスキャンを実施するprescan機能が追加された。この機能により、より効率的なマルウェア解析が可能となり、セキュリティ対策の強化に貢献することが期待される。

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7の機能まとめ

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マルウェア自動解析について

マルウェア自動解析とは、悪意のあるソフトウェアの挙動を自動的に分析し、その特徴や影響を把握するための技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 検査対象ファイルの自動解析による効率的な脅威の特定
• 時系列でのマルウェアの挙動レポート生成
• プロセス・スレッドの相関分析による詳細な挙動把握

FFRI yarai analyzer Professionalは、複数のエンジンを活用して未知の脅威も分析可能な自動解析システムとして開発されている。外部ベンダーに依頼することなく社内でマルウェア解析が実施できるため、迅速な対策立案と実行が可能となり、組織のセキュリティ体制強化に大きく貢献する。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」をリリース | 株式会社ＦＦＲＩセキュリティのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000070844.html, (参照 25-05-05).
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