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公開：2024-08-24

CTCとコノキューがAIアバター接客システムの協業開始、2024年度中のサービス提供めざし開発着手

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CTCとコノキューがAIアバター接客システムで協業開始
• AIアバターと対話型AIプラットフォームを連携
• 2024年度中にサービス提供を予定

CTCとコノキューがAIアバター接客システムの協業を開始

伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）とNTT QONOQ（コノキュー）は、AIアバターとの対話による接客システムの提供に向けた協業を2024年8月20日付けで開始した。両社のソリューションを連携させることで、企業の接客業務における負荷軽減や対応品質の向上につながるシステムの提供をめざしている。2024年度中での提供を予定しているのだ。^[1]

この協業では、コノキューのAIアバターソリューション「NTT XR Concierge」とCTCの対話型AI Hubプラットフォーム「Benefitter」を組み合わせて新たな接客システムを開発する。NTT XR Conciergeは音声や画面タッチでの質問に対しAIアバターが回答するソリューションで、多言語対応やカスタマイズが可能だ。

一方、Benefitterは短期間で高度なAIアシスタントが開発できるプラットフォームだ。ノンプログラミングでのチャットボット開発が可能で、生成AIや画像解析、各種サービスとの連携も容易に実現できる。両社は、これらの技術を組み合わせることで、企業の業務に応じた柔軟な対話型の接客システムを提供することを目指している。

AIアバター接客システムの特徴まとめ

AIアバターについて

AIアバターとは、人工知能技術を用いて作成された仮想的な人物像のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 人間のような外見と音声を持つ仮想キャラクター
• 自然言語処理技術により対話が可能
• 24時間365日稼働可能な非人間的な労働力

CTCとコノキューが開発を目指すAIアバター接客システムでは、NTT XR Conciergeのアバター技術とBenefitterの対話AIプラットフォームを組み合わせることで、より高度な対話能力を持つAIアバターの実現を目指している。このシステムは接客業務だけでなく、社内での各種手続きの案内や研修など、幅広い用途での活用が期待されている。

AIアバター接客システムに関する考察

CTCとコノキューによるAIアバター接客システムの開発は、人手不足や業務効率化といった現代の課題に対する有効なソリューションとなる可能性が高い。特に、AIアバターによる24時間対応や多言語対応は、グローバル化が進む現代のビジネス環境において大きな利点となるだろう。一方で、AIの判断ミスや個人情報の取り扱いなど、新たな問題が生じる可能性も考慮する必要がある。

今後の課題としては、AIアバターの対話能力のさらなる向上や、より自然な表情や動きの実現が挙げられる。また、AIアバターと人間のオペレーターとのスムーズな連携や、業種・業態に応じたカスタマイズ性の向上も重要だ。これらの課題を克服することで、AIアバター接客システムはより幅広い分野での活用が期待できるだろう。

長期的には、AIアバターが単なる接客ツールを超えて、企業の知識や経験を蓄積・活用するインテリジェントなシステムへと進化する可能性がある。例えば、顧客との対話データを分析し、商品開発やマーケティング戦略に活かすなど、企業の意思決定支援ツールとしての役割も担うかもしれない。AIアバター技術の進化が、ビジネスのあり方そのものを変革する可能性を秘めているのだ。

参考サイト

1. ^ 株式会社NTTコノキュー. 「AIアバターで接客業務の負担軽減や対応品質の向上に貢献！ NTTコノキューとCTC、AIアバターによる対話型応対ソリューションで協業を開始｜株式会社NTTコノキュー」. https://www.nttqonoq.com/news/20240820_01/, (参照 24-08-24).

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