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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4831、バッファオーバーフローでリモート攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • バッファオーバーフローの深刻な脆弱性
  • A702R、A3002R、A3002RUが影響を受ける

TOTOLINKルーターの脆弱性情報

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターのファームウェアバージョン3.0.0-B20230809.1615における深刻な脆弱性を公開した。この脆弱性は、HTTP POSTリクエストハンドラの/boafrm/formSiteSurveyProfileファイルの未知の部分に存在するバッファオーバーフローである。

攻撃者は、submit-url引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。CVSSスコアは、バージョンによって8.7~9.0と高く、深刻な脅威と評価されている。

影響を受けるのはTOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUの3機種で、いずれもバージョン3.0.0-B20230809.1615が対象となる。TOTOLINKは、この脆弱性に対する修正パッチの提供や具体的な対応策を公表する必要があるだろう。

影響を受けるTOTOLINK製品と脆弱性情報

製品名 バージョン 脆弱性 CVSSスコア(3.1) CVSSスコア(3.0)
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8 8.8
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8 8.8
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8 8.8
TOTOLINK公式サイト

バッファオーバーフロー脆弱性について

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込む脆弱性のことだ。これは、プログラムのメモリ領域を不正に書き換えることで、システムクラッシュや任意のコード実行といった深刻な被害につながる可能性がある。

  • メモリ領域の不正な書き換え
  • システムクラッシュの可能性
  • 任意のコード実行の可能性

今回のTOTOLINKルーターの脆弱性もバッファオーバーフローに起因するため、早急な対策が必要不可欠だ。ユーザーは、TOTOLINKからの公式な情報やアップデートを注意深く確認し、対応する必要がある。

CVE-2025-4831に関する考察

今回のTOTOLINKルーターにおけるCVE-2025-4831は、リモートから攻撃可能な深刻な脆弱性であるため、迅速な対応が求められる。TOTOLINKは、脆弱性修正パッチの提供を迅速に行うべきであり、ユーザーへの周知徹底も重要だ。遅延は、大規模なサイバー攻撃につながる可能性がある。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティアップデートの実施や、セキュリティ監査の強化が重要となるだろう。また、ユーザー側も、セキュリティ意識を高め、不審なサイトへのアクセスやファイルのダウンロードを避けるなどの対策が必要だ。

さらに、この脆弱性の発見・報告に貢献したVulDBやBabyShark(VulDB User)のようなセキュリティ研究者への感謝と、今後のセキュリティ研究への支援が重要である。セキュリティ業界全体での連携強化が、より安全なインターネット環境構築に繋がるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4831」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4831, (参照 25-05-27).
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