TOTOLINKルーターの脆弱性CVE-2025-4835が公開、バッファオーバーフローによる高リスク
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記事の要約
- TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
- CVE-2025-4835として登録されたバッファオーバーフロー脆弱性
- TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615に影響
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TOTOLINKルーターの脆弱性情報
VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性を公開した。この脆弱性は、CVE-2025-4835として識別されており、HTTP POSTリクエストハンドラの`/boafrm/formWlanRedirect`ファイルの未知の機能に影響を与えるバッファオーバーフロー脆弱性である。
攻撃者は、`redirect-url`引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。CVSSスコアはバージョンによって異なり、3.0、3.1、4.0でそれぞれ8.8、8.8、8.7の高リスクと評価されている。
影響を受けるのはTOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615だ。TOTOLINKは、この脆弱性に関する公式なパッチや修正プログラムをまだ公開していない。ユーザーは、この脆弱性への対策として、ファームウェアのアップデートを待つ、またはルーターを更新するなどの対応が必要となるだろう。
この脆弱性は、CWE-120(バッファオーバーフロー)とCWE-119(メモリ破損)に分類される。攻撃者は、この脆弱性を悪用して、システムのクラッシュや任意のコード実行などの深刻な影響を与える可能性がある。
脆弱性詳細
製品名 | バージョン | 脆弱性 | CVSSスコア(v3.1) |
---|---|---|---|
TOTOLINK A702R | 3.0.0-B20230809.1615 | バッファオーバーフロー | 8.8 |
TOTOLINK A3002R | 3.0.0-B20230809.1615 | バッファオーバーフロー | 8.8 |
TOTOLINK A3002RU | 3.0.0-B20230809.1615 | バッファオーバーフロー | 8.8 |
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バッファオーバーフローについて
バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことだ。これは、プログラムが予期しない動作を引き起こしたり、システムクラッシュや任意のコード実行を許したりする可能性がある。
- データの書き込み先を適切に制御する
- バッファサイズを超えるデータの入力チェックを行う
- 安全なプログラミング手法を遵守する
バッファオーバーフローは、多くの場合、プログラミングミスによって発生する。そのため、安全なコーディング規約を遵守し、適切な入力チェックを行うことが重要だ。
CVE-2025-4835に関する考察
TOTOLINKルーターのバッファオーバーフロー脆弱性CVE-2025-4835は、リモートから攻撃可能なため、非常に危険性が高い。迅速な対策が求められるが、TOTOLINKからの公式な対応が遅れている点が懸念される。ユーザーは、自己防衛策として、ルーターへのアクセス制限やファイアウォールの設定などを検討する必要があるだろう。
今後、この脆弱性を悪用した攻撃が増加する可能性がある。そのため、TOTOLINKは早急にパッチをリリースし、ユーザーへの周知徹底を行うべきだ。また、ユーザー自身も、セキュリティ意識を高め、定期的なファームウェアアップデートを行うことが重要となる。
さらに、この脆弱性の発見報告者であるDaddyShark(VulDB User)のようなセキュリティ研究者の活動は、インターネットの安全性を確保する上で非常に重要である。彼らの貢献に感謝し、今後も継続的なセキュリティ研究を支援していく必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4835」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4835, (参照 25-05-27). 2442
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