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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4834が公開、バッファオーバーフローによるリモート攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • CVE-2025-4834として登録された深刻な脆弱性
  • A702R、A3002R、A3002RUの3.0.0-B20230809.1615で影響

TOTOLINKルーターの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報を公開した。この脆弱性は、HTTP POSTリクエストハンドラの/boafrm/formSetLgファイルの未知の関数に存在し、深刻度がクリティカルと評価されているのだ。

攻撃者は、submit-url引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。

影響を受けるのは、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのファームウェアバージョン3.0.0-B20230809.1615である。TOTOLINKは、この脆弱性に関する情報を公開し、ユーザーへの対策を呼びかけている。

この脆弱性情報は、VulDBによって公開され、CVE-2025-4834として登録されている。ユーザーは、TOTOLINKの公式ウェブサイトで最新のファームウェアアップデートを確認し、適用する必要がある。

脆弱性詳細

製品名 バージョン 脆弱性 CVSSスコア
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
TOTOLINK公式サイト

バッファオーバーフローについて

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことだ。これは、プログラムのメモリ領域を破壊したり、予期せぬ動作を引き起こしたりする可能性がある。

  • データの書き込みエラー
  • プログラムクラッシュ
  • リモートコード実行

バッファオーバーフローは、様々な攻撃手法の基盤となるため、非常に危険な脆弱性である。開発者は、バッファオーバーフローを防ぐための適切なコーディング規約に従う必要がある。

CVE-2025-4834に関する考察

この脆弱性の発見と公開は、IoTデバイスのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用が不可欠であり、TOTOLINKユーザーは公式ウェブサイトからアップデートを行うべきだ。しかし、全てのユーザーが迅速にアップデートを行うとは限らないため、攻撃の標的となる可能性も残る。

今後、同様の脆弱性が他のIoTデバイスでも発見される可能性がある。そのため、IoTデバイスメーカーは、セキュリティ対策を強化し、安全な製品開発に努める必要がある。また、ユーザーも、セキュリティ意識を高め、定期的なアップデートを行うことが重要だ。

さらに、この脆弱性のような深刻な問題を未然に防ぐためには、開発段階での厳格なセキュリティテストが不可欠である。セキュアなコーディング規約の遵守と、定期的なセキュリティ監査の実施が求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4834」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4834, (参照 25-05-27).
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