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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4832が公開、バッファオーバーフローでリモート攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • CVE-2025-4832として、バッファオーバーフローを報告
  • TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUの3.0.0-B20230809.1615が影響を受ける

TOTOLINKルーターの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報を公開した。この脆弱性は、/boafrm/formDosCfgファイルのHTTP POSTリクエストハンドラのバッファオーバーフローに関連するものである。

攻撃者は、submit-url引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる。この脆弱性は深刻度が高く、既に公開されているため悪用される可能性があるのだ。

影響を受けるのは、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのファームウェアバージョン3.0.0-B20230809.1615である。TOTOLINKは、この脆弱性に関する修正パッチの提供や具体的な対応策を公表していない。

VulDBは、この脆弱性に関する詳細な情報を公開している。この情報は、セキュリティ専門家やシステム管理者にとって重要な情報となるだろう。

影響を受けるTOTOLINK製品と脆弱性情報

製品名 バージョン 脆弱性 CVSSスコア
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7(CVSS:4.0), 8.8(CVSS:3.1), 8.8(CVSS:3.0), 9.0(CVSS:2.0)
VulDB

バッファオーバーフロー脆弱性について

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込む脆弱性のことだ。これは、プログラムのメモリ領域を破壊し、クラッシュや不正なコード実行につながる可能性がある。

  • 予期せぬプログラムの終了
  • システムの不安定化
  • リモートコード実行

この脆弱性は、攻撃者がシステムを乗っ取ったり、機密情報を盗んだりするのに悪用される可能性があるため、迅速な対応が必要となる。

CVE-2025-4832に関する考察

TOTOLINKルーターにおけるCVE-2025-4832は、深刻なセキュリティリスクであり、迅速な対策が必要だ。ユーザーは、TOTOLINKからの公式なアップデートを待ち、ファームウェアを最新バージョンに更新する必要があるだろう。

しかし、アップデートが提供されない場合、ルーターの交換や代替製品への移行も検討すべきである。この脆弱性の影響範囲は広く、多くのユーザーに影響を与える可能性があるため、注意が必要だ。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティアップデートの実施や、セキュリティ対策ツールの導入が重要となるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4832」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4832, (参照 25-05-27).
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