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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4825が公開、バッファオーバーフローによるリモート攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • CVE-2025-4825として登録された深刻な脆弱性
  • A702R、A3002R、A3002RUの3.0.0-B20230809.1615で影響

TOTOLINKルーターの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの深刻な脆弱性(CVE-2025-4825)に関する情報を公開した。この脆弱性は、HTTP POSTリクエストハンドラの/boafrm/formDMZファイルの未知のコードに影響を与えるもので、攻撃者は引数submit-urlを操作することでバッファオーバーフローを引き起こすことができるのだ。

この脆弱性はリモートから悪用可能であり、既に公開されているため、悪用される可能性がある。影響を受けるのはTOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのファームウェアバージョン3.0.0-B20230809.1615である。迅速な対策が必要とされる深刻な脆弱性である。

VulDBは、この脆弱性の発見者としてCH13hh(VulDBユーザー)をクレジットしている。複数のCVSSスコアが公開されており、いずれもHIGHまたはCRITICALレベルの深刻度を示している。これは、この脆弱性が重大なセキュリティリスクであることを示唆している。

脆弱性詳細と関連情報

項目 詳細
CVE ID CVE-2025-4825
公開日 2025-05-17
更新日 2025-05-17
影響を受ける製品 TOTOLINK A702R, A3002R, A3002RU
影響を受けるバージョン 3.0.0-B20230809.1615
脆弱性の種類 バッファオーバーフロー
攻撃方法 リモート
CWE CWE-120, CWE-119
CVSSスコア(v4.0) 8.7
CVSSスコア(v3.1) 8.8
CVSSスコア(v3.0) 8.8
CVSSスコア(v2.0) 9.0
報告者 CH13hh (VulDB User)
VulDB

バッファオーバーフローについて

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことだ。これは、プログラムのメモリ領域を破壊したり、予期せぬ動作を引き起こしたりする可能性がある。

  • メモリ破壊
  • プログラムクラッシュ
  • 任意コード実行

バッファオーバーフローは、攻撃者が悪意のあるコードを実行できるため、非常に危険な脆弱性である。適切な入力検証やメモリ管理を行うことで、この脆弱性を防ぐことが重要だ。

CVE-2025-4825に関する考察

TOTOLINKルーターにおけるCVE-2025-4825は、リモートから攻撃可能な深刻な脆弱性であるため、迅速な対応が求められる。TOTOLINKは、ユーザーに対し、速やかにファームウェアのアップデートを行うよう促す必要があるだろう。アップデートが提供されない場合、ユーザーはルーターの交換を検討する必要がある。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、セキュリティ対策の強化、定期的なセキュリティ監査、脆弱性情報の迅速な対応が重要となる。また、ユーザー自身もセキュリティ意識を高め、最新のファームウェアにアップデートするなど、予防策を講じる必要がある。

この脆弱性の発見と公開は、セキュリティコミュニティの貢献によって実現した。今後も、このような脆弱性発見と公開を促進する仕組みが重要であり、開発者とユーザー双方によるセキュリティ意識の向上に繋がるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4825」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4825, (参照 25-05-27).
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