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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4830が公開、バッファオーバーフローによるリモート攻撃の可能性

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • A702R、A3002R、A3002RUの3.0.0-B20230809.1615バージョンに影響
  • HTTP POSTリクエストのバッファオーバーフロー脆弱性

TOTOLINKルーターの脆弱性情報

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報CVE-2025-4830を公開した。この脆弱性は、3.0.0-B20230809.1615バージョンに影響を与える深刻なセキュリティ問題である。

具体的には、/boafrm/formSysCmdファイルのHTTP POSTリクエストハンドラの未知の機能に影響を与えるバッファオーバーフロー脆弱性だ。攻撃者は、submit-url引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる可能性がある。

この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。TOTOLINKは、この脆弱性に関する情報を公開し、ユーザーへの対応を呼びかけている。

CVE-2025-4830は、CVSSスコアが3.0~4.0でHIGHと評価されており、深刻な影響を与える可能性がある。

影響を受けるTOTOLINK製品とバージョン

製品名 バージョン 状況
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 影響を受ける
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 影響を受ける
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 影響を受ける
TOTOLINK公式サイト

バッファオーバーフロー脆弱性について

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込む脆弱性のことだ。これは、プログラムの予期せぬ動作やクラッシュ、さらにはリモートコード実行(RCE)などの深刻なセキュリティ問題につながる可能性がある。

  • プログラムの異常終了
  • システムクラッシュ
  • リモートコード実行

バッファオーバーフローは、適切な入力検証やメモリ管理を行うことで防ぐことができる。開発者は、安全なコーディング規約を遵守し、脆弱性の発生を防ぐための対策を講じる必要がある。

CVE-2025-4830に関する考察

この脆弱性の発見と公開は、IoTデバイスのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUを使用しているユーザーは、速やかにファームウェアのアップデートを行うべきだ。アップデートが提供されていない場合は、デバイスの使用を停止するか、代替策を検討する必要があるだろう。

今後、同様の脆弱性が他のIoTデバイスでも発見される可能性がある。メーカーは、セキュリティ対策を強化し、定期的なセキュリティアップデートを提供する体制を整える必要がある。ユーザーも、デバイスのセキュリティに関する情報を常に確認し、適切な対策を行うことが重要だ。

この脆弱性の発見は、セキュリティ研究者による積極的な脆弱性発見活動の成果であり、セキュリティ向上に貢献している。今後も、継続的なセキュリティ研究と対策が求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4830」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4830, (参照 25-05-27).
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