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TOTOLINKルーターの脆弱性CVE-2025-4826、バッファオーバーフローで深刻なリスク

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性を公開
  • A702R、A3002R、A3002RUの3.0.0-B20230809.1615バージョンに影響
  • HTTP POSTリクエストのバッファオーバーフロー脆弱性

TOTOLINKルーターの脆弱性情報

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報CVE-2025-4826を公開した。この脆弱性は、/boafrm/formWirelessTblファイルの処理におけるバッファオーバーフローであり、深刻度が高いと評価されているのだ。

影響を受けるのは、3.0.0-B20230809.1615バージョンのTOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUである。攻撃者はリモートから脆弱性を悪用し、バッファオーバーフローを引き起こす可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。

CVE-2025-4826は、CWE-120(バッファオーバーフロー)とCWE-119(メモリ破損)に分類される。CVSSスコアはバージョンによって異なり、4.0では8.7、3.1と3.0では8.8、2.0では9.0と高スコアとなっている。TOTOLINKは、この脆弱性に対する修正パッチの提供や対策を検討する必要があるだろう。

脆弱性詳細

製品名 バージョン 脆弱性 CVSSスコア(4.0) CVSSスコア(3.1/3.0) CVSSスコア(2.0)
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7 8.8 9.0
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7 8.8 9.0
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.7 8.8 9.0
TOTOLINK公式サイト

バッファオーバーフローについて

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込む脆弱性のことだ。これは、プログラムのメモリ領域を不正に書き換えることで、システムクラッシュや任意のコード実行といった深刻な問題を引き起こす可能性がある。

  • メモリ領域の不正な書き換え
  • システムクラッシュの可能性
  • 任意のコード実行の可能性

バッファオーバーフローは、適切な入力検証やメモリ管理を行うことで防ぐことができる。開発者は、安全なコーディング規約を遵守し、脆弱性の発生を防ぐための対策を講じる必要があるのだ。

CVE-2025-4826に関する考察

TOTOLINKルーターにおけるCVE-2025-4826の発見は、IoTデバイスのセキュリティ対策の重要性を改めて示している。迅速なパッチ適用と、ユーザーへの情報提供が不可欠だ。この脆弱性の悪用を防ぐためには、ファームウェアのアップデートが最も効果的な対策となるだろう。

今後、同様の脆弱性が他のIoTデバイスでも発見される可能性がある。そのため、メーカーはセキュリティ対策を強化し、定期的なセキュリティアップデートを提供する体制を整える必要がある。ユーザーも、デバイスのファームウェアを常に最新の状態に保つよう心がけるべきだ。

さらに、IoTデバイスのセキュリティに関する啓発活動の強化も重要である。ユーザーがセキュリティリスクを理解し、適切な対策を講じることができるように、分かりやすい情報提供を行う必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4826」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4826, (参照 25-05-27).
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