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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4827が公開、バッファオーバーフローによるリモート攻撃の可能性

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性CVE-2025-4827が公開された
  • A702R、A3002R、A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615に影響
  • HTTP POSTリクエストのformSaveConfigのバッファオーバーフロー脆弱性

TOTOLINKルーターの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報CVE-2025-4827を公開した。この脆弱性は、バージョン3.0.0-B20230809.1615に存在する深刻なセキュリティリスクである。

具体的には、/boafrm/formSaveConfigファイルのHTTP POSTリクエストハンドラの未知の関数に影響を与えるバッファオーバーフロー脆弱性だ。攻撃者は、submit-url引数を操作することで、この脆弱性を悪用し、リモートから攻撃を実行できる可能性がある。

この脆弱性は、既に公開されており、悪用される可能性があるため、早急な対策が必要だ。TOTOLINKは、この脆弱性に対する修正パッチの提供を検討しているものと思われる。

この脆弱性情報は、VulDBのデータベースに登録されており、詳細な情報はVulDBのウェブサイトで確認できる。

脆弱性詳細

項目 詳細
CVE ID CVE-2025-4827
公開日 2025-05-17
更新日 2025-05-17
影響を受ける製品 TOTOLINK A702R, A3002R, A3002RU
影響を受けるバージョン 3.0.0-B20230809.1615
脆弱性の種類 バッファオーバーフロー
攻撃方法 リモート
CVSSスコア(v4.0) 8.7 (HIGH)
CVSSスコア(v3.1) 8.8 (HIGH)
CVSSスコア(v3.0) 8.8 (HIGH)
CVSSスコア(v2.0) 9.0
CWE CWE-120, CWE-119
VulDB

バッファオーバーフロー脆弱性について

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータ書き込みを行う脆弱性のことだ。これは、プログラムが予期しない動作を引き起こしたり、クラッシュしたり、悪意のあるコードを実行させたりする可能性がある。

  • データの書き込み先がメモリ領域を超える
  • プログラムのクラッシュや予期せぬ動作を引き起こす
  • 悪意のあるコードの実行につながる可能性がある

バッファオーバーフローは、多くの場合、プログラムのコーディングミスによって発生する。そのため、安全なコーディング規約に従ってプログラムを開発することが重要だ。

TOTOLINK A702R/A3002R/A3002RU バージョン3.0.0-B20230809.1615の脆弱性に関する考察

TOTOLINK A702R/A3002R/A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615におけるバッファオーバーフロー脆弱性は、リモートからの攻撃が可能であるため、非常に危険性が高い。迅速なパッチ適用が不可欠であり、ユーザーはTOTOLINKからの公式なアナウンスと対策を待つ必要があるだろう。放置すると、機密情報の漏洩やシステムの乗っ取りといった深刻な被害につながる可能性がある。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティアップデートの実施や、セキュリティ対策ソフトの導入が重要となる。また、開発者側には、より厳格なセキュリティテストの実施と、安全なコーディング規約の遵守が求められるだろう。

この脆弱性の発見と公開は、セキュリティ意識の向上に繋がるだろう。企業は、自社の製品やサービスにおけるセキュリティ対策を強化し、ユーザーの安全を守るための取り組みを継続的に行う必要があるのだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4827」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4827, (参照 25-05-27).
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