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TOTOLINKルーターの深刻な脆弱性CVE-2025-4824が公開、バッファオーバーフローでリモート攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • TOTOLINKルーターの脆弱性CVE-2025-4824が公開された
  • A702R、A3002R、A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615に影響
  • HTTP POSTリクエストハンドラのバッファオーバーフロー脆弱性

TOTOLINKルーターの脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月17日、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUルーターの脆弱性情報CVE-2025-4824を公開した。この脆弱性は、HTTP POSTリクエストハンドラの/boafrm/formWscファイルの未知の部分に存在する、深刻なバッファオーバーフロー脆弱性である。

攻撃者は、submit-url引数を操作することでバッファオーバーフローを引き起こし、リモートから攻撃を実行できる可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性もあるため、早急な対策が必要だ。

影響を受けるのは、TOTOLINK A702R、A3002R、A3002RUのバージョン3.0.0-B20230809.1615だ。TOTOLINKは、この脆弱性に関する情報を公開し、ユーザーへの対策を呼びかけている。

CVSSスコアは、バージョン4.0で8.7、バージョン3.1と3.0で8.8、バージョン2.0で9.0と評価されている。これは、非常に高い危険性を示している。

影響を受けるTOTOLINK製品と脆弱性詳細

製品名 バージョン 脆弱性 CVSSスコア(v3.1)
TOTOLINK A702R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8
TOTOLINK A3002R 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8
TOTOLINK A3002RU 3.0.0-B20230809.1615 バッファオーバーフロー 8.8
VulDB

バッファオーバーフロー脆弱性について

バッファオーバーフローとは、プログラムがデータ格納領域(バッファ)の境界を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことだ。これは、プログラムの予期せぬ動作やクラッシュ、さらにはリモートコード実行(RCE)といった深刻なセキュリティ問題を引き起こす可能性がある。

  • データの破壊
  • プログラムのクラッシュ
  • リモートコード実行

この脆弱性を防ぐためには、プログラムの入力値を適切に検証し、バッファの境界を超えないようにする必要がある。また、定期的なソフトウェアアップデートを行うことも重要だ。

CVE-2025-4824に関する考察

TOTOLINKルーターにおけるCVE-2025-4824は、リモートから攻撃可能な深刻な脆弱性であるため、迅速な対応が求められる。TOTOLINKは、ユーザーに対し、ファームウェアのアップデートを推奨する必要があるだろう。アップデートが提供されない場合、ルーターの交換も検討すべきだ。

今後、同様の脆弱性が他のTOTOLINK製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、セキュリティ対策の強化、定期的な脆弱性診断の実施が重要となる。また、開発段階でのセキュリティコードレビューの徹底も必要不可欠だ。

この脆弱性の発見と公開は、セキュリティ意識の向上に繋がるだろう。ユーザーは、セキュリティアップデートを常に最新の状態に保つことで、サイバー攻撃のリスクを軽減できるのだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4824」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4824, (参照 25-05-27).
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