ビジネススキル

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公開：2024-12-04

オドラナがアブレイズに直営シェアオフィス事業を譲渡、介護サービス業への新規参入で事業拡大へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• オドラナがアブレイズに直営シェアオフィス事業を譲渡
• M&Aサクシード経由での異業種間事業譲渡が成立
• アブレイズは静岡での新規店舗展開を計画

シェアオフィス事業部門の事業譲渡による成長戦略

株式会社M&Aサクシードは2024年12月2日、シェアオフィス事業を展開する株式会社オドラナが介護サービス業の株式会社アブレイズに直営シェアオフィス事業を譲渡したことを発表した。M&Aサクシードが運営する法人限定M&Aプラットフォーム「M&Aサクシード」を通じて実現した異業種間の事業譲渡となっている。^[1]

オドラナは直営シェアオフィス、フランチャイズシェアオフィス、クラウドシステムの開発販売という3つの事業を展開していたが、事業運営の優先事項を明確化するため直営シェアオフィス部門の譲渡を決定した。アブレイズは静岡県を拠点とするリハビリ特化型の介護サービス事業者で、10億円企業へのステップアップを目指し新たな事業柱の確立を模索していた。

今回の事業譲渡により、オドラナはフレキシブルオフィス業界全体の発展に向けたシステム開発に注力し、アブレイズは既存の2つのシェアオフィスの運営に加え、静岡での新規店舗展開を計画している。両社の強みを活かした事業展開により、さらなる成長が期待されている。

事業譲渡の概要

フレキシブルオフィスについて

フレキシブルオフィスとは、シェアオフィスやコワーキングスペースなど、用途に合わせて柔軟に利用できるオフィスの総称のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 利用者のニーズに応じた柔軟な空間活用が可能
• 短期から長期まで多様な契約形態に対応
• 共用設備の活用によるコスト削減効果

フレキシブルオフィスは、働き方改革やリモートワークの普及により注目を集めている事業分野だ。シェアオフィス運営事業者は、利用者のニーズに合わせた空間設計やサービス提供を行うことで、多様な働き方をサポートしている。

異業種M&Aによる事業譲渡に関する考察

異業種間での事業譲渡は、両社にとって新たな成長機会をもたらす可能性を秘めている。オドラナは事業の選択と集中によりシステム開発に特化することで、フレキシブルオフィス業界全体の発展に貢献できる体制を整えることが可能となる。一方、アブレイズは介護サービス業での経験を活かしながら、新たな収益源としてシェアオフィス事業を展開できるだろう。

しかし異業種からの参入には、運営ノウハウの継承や既存顧客との関係維持など、いくつかの課題が存在する。アブレイズは譲り受けた2つのシェアオフィスの運営を通じてノウハウを蓄積し、その経験を活かして静岡での新規出店を成功させる必要がある。事業統合の初期段階での丁寧な引き継ぎと、段階的な展開が重要になってくるだろう。

今後は両社の強みを活かした相乗効果が期待される。介護サービス業とシェアオフィス事業という異なる分野の知見を組み合わせることで、新たなサービス創出の可能性も広がる。両社の成長戦略が実を結び、地域社会に新たな価値を提供できる展開となることが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「異業種M&Aが生んだ未来への成長戦略。シェアオフィス事業を主とするオドラナが、介護サービス業のアブレイズに１部門を事業譲渡 | Visionalのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000674.000034075.html, (参照 24-12-04).

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