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公開：2024-12-04

未来教育推進機構がSDGs探究AWARDS2024の募集を開始、4部門制に刷新し探究活動の多様性に対応

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 未来教育推進機構がSDGs探究AWARDS 2024のエントリー受付を開始
• 中高生・学生対象のコンテストで4部門に刷新
• 累計約8,000件のエントリー実績を持つ教育支援プログラム

未来教育推進機構のSDGs探究AWARDSが刷新

一般社団法人未来教育推進機構は持続可能な社会の実現に向けて、中高生・学生を対象としたコンテスト「SDGs探究AWARDS 2024」のエントリー受付を12月2日より開始した。若者がSDGsの課題を自分事として捉え、具体的なアクションを考える機会を提供する本コンテストは2019年の開始以来、約8,000件のエントリー実績を持つ。^[1]

今年度から部門構成を大幅に刷新し、解決アクション実践部門、もの作り部門、研究・調査部門、企画アイディア部門の4部門を新設することになった。各部門から優秀賞を選出し、2025年3月16日の表彰式で最優秀賞が発表される仕組みに変更されている。

国連広報センターや文部科学省、外務省など多くの後援を受けており、教育現場での探究学習発表の場として活用されている。「総合的な探究の時間」の授業目標として設定したり、ゼミ活動の一環としてエントリーしたりする事例が増加しているのだ。

SDGs探究AWARDS 2024の概要

SDGs探究AWARDSの詳細はこちら

SDGsについて

SDGsとは「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称で、2030年までに達成すべき国際社会共通の目標として国連で採択された開発アジェンダを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 貧困や飢餓、教育、環境など17の目標と169のターゲットで構成
• 先進国を含む全ての国に普遍的に適用される目標設定
• 経済・社会・環境の三側面を統合的に解決する取り組み

近年の教育現場では「総合的な探究の時間」などを通じてSDGsをテーマとした探究学習が多く実施されている。大学においてもSDGsに関連したPBLなどの教育活動が展開され、学習成果の発表の場としてSDGs探究AWARDSが活用されているのだ。

SDGs探究AWARDSに関する考察

SDGs探究AWARDSの部門刷新は、探究活動の多様性と専門性を重視する現代の教育ニーズに応える適切な判断である。特に実践部門ともの作り部門の新設は、理論だけでなく具体的なアクションや技術的解決策を評価する仕組みを確立したという点で大きな意義があるだろう。

今後の課題として、オンライン開催による対面交流機会の制限が挙げられる。参加者同士の直接的な意見交換や協働の機会を確保するためのオンラインプラットフォームの充実が必要になってくるはずだ。コミュニケーションツールの活用やオンラインワークショップの実施など、新たな交流の仕組みづくりが期待される。

また教育現場での活用をさらに促進するためには、教員向けのサポート体制の強化も重要な課題となる。探究学習の指導法や評価基準のガイドライン提供、優れた実践事例の共有など、教育者を支援する取り組みの充実が望まれるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「累計エントリー数約8,000件！中・高校生、学生対象『SDGs探究AWARDS 2024』12月2日よりエントリー受付開始 | 株式会社ワークアカデミーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000044832.html, (参照 24-12-04).

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