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公開：2024-12-05

ナビタイムジャパンがNAVITIME Transitで世界の地下鉄データに完全対応、92カ国で利用可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NAVITIME TransitがWorldwide地下鉄データのカバー率100%を達成
• 全世界92カ国に対応し18言語で情報を提供
• オフラインでの乗換案内や路線図閲覧が可能に

NAVITIME Transitが世界の地下鉄データで完全対応を実現

株式会社ナビタイムジャパンは2024年12月4日より、路線図・乗換案内サービス「NAVITIME Transit」において世界のすべての地下鉄情報に対応したことを発表した。このサービスは2013年11月からスタートし、世界92の国・エリアをカバーしており、18言語での利用が可能となっている。^[1]

NAVITIME Transitの大きな特徴として、エリアごとにナビタイムジャパンが独自に作成する路線図から駅を直接タップするだけで乗換検索が可能となっており、初めて利用する方でも直感的に操作できる仕組みを実現している。鉄道事業者の公開情報やオープンデータ、ガイドブックなどを活用し、正確な時刻や運賃情報を収集してデータ化を行っているのだ。

日本政府観光局の発表によると2024年10月の日本人出国者数は約114万8400人で、2023年同月比で22.5%増加している。また国連世界観光機構によると2024年7月までの世界の観光客数が約7億9000万人に達し、2019年比で96%まで回復したことから、海外旅行需要の高まりに合わせたサービス強化となっているのだ。

NAVITIME Transitの主な機能と対応エリアまとめ

オフライン機能について

オフライン機能とは、インターネットに接続していない状態でもサービスを利用できる機能のことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• インターネット接続なしでの路線図閲覧が可能
• 通信料を気にせずに乗換案内の利用が可能
• 海外でのローミング料金を抑制可能

NAVITIME Transitのオフライン機能は、事前にデータをダウンロードすることで、通信環境が不安定な海外でも安心して利用できる重要な機能となっている。ただし日本国内での利用に関しては、最新の運行情報を提供するためオンラインでの利用のみとなっているのが特徴だ。

NAVITIME Transitの地下鉄データ対応に関する考察

NAVITIME Transitが世界中の地下鉄データに対応したことは、海外旅行者の利便性向上という観点で大きな意味を持っている。特に一つのアプリで世界中の地下鉄情報を網羅できることは、旅行前の計画立案から現地での移動まで、シームレスな体験を提供することが可能となっているのだ。

今後の課題として、リアルタイムでの運行情報や遅延情報の提供が挙げられる。各国の交通事業者との連携強化やデータ共有の仕組み作りが必要となるが、オープンデータの活用やAPI連携の拡充によって解決できる可能性が高いだろう。

また、多言語対応の更なる強化も期待したい点である。現在の18言語から対応言語を増やすことで、より多くの利用者に価値を提供できる可能性がある。特に新興国や観光需要の高まりが予想される地域の言語への対応を進めることで、サービスの価値向上につながるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「世界の路線図・乗換案内サービス『NAVITIME Transit』世界の地下鉄データ、カバー率100％達成※1 | 株式会社ナビタイムジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000433.000026884.html, (参照 24-12-05).

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