【CVE-2024-11960】D-Link DIR-605L 2.13B01でバッファオーバーフロー脆弱性、リモート攻撃のリスクが深刻化
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記事の要約
- D-Link DIR-605L 2.13B01にバッファオーバーフローの脆弱性
- formSetPortTr機能で重大な脆弱性が発見
- リモートから攻撃可能でCVSS値は8.7を記録
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D-Link DIR-605L 2.13B01のバッファオーバーフロー脆弱性
D-Link社のDIR-605L 2.13B01において、formSetPortTr機能に関連する重大なバッファオーバーフローの脆弱性が2024年11月28日に公開された。この脆弱性は/goform/formSetPortTrファイルのformSetPortTr機能に存在し、curTime引数の操作によってバッファオーバーフローが発生する可能性が確認されている。[1]
この脆弱性はすでに公開されており、リモートからの攻撃が可能であることが判明している。CVSS 4.0では8.7のスコアが付けられ、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いとされ、攻撃には特権レベルが必要とされるものの、ユーザーインターフェースの関与は不要であることが報告されている。
CWEによる脆弱性タイプの分類では、バッファオーバーフロー(CWE-120)とメモリ破損(CWE-119)の2つのカテゴリに分類されている。この脆弱性は機密性、整合性、可用性のすべてに高い影響を及ぼす可能性があり、早急な対応が求められる状況となっている。
D-Link DIR-605L 2.13B01の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11960 |
影響を受けるバージョン | DIR-605L 2.13B01 |
CVSS値 | 8.7(HIGH) |
脆弱性の種類 | バッファオーバーフロー、メモリ破損 |
攻撃条件 | リモートから実行可能、低い複雑さ |
影響度 | 機密性・整合性・可用性すべてに高い影響 |
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バッファオーバーフローについて
バッファオーバーフローとは、プログラムがバッファに割り当てられた境界を越えてデータを書き込むことで発生する脆弱性のことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- メモリ領域の境界を超えたデータ書き込みが発生
- プログラムのクラッシュや任意のコード実行の可能性
- セキュリティ上の重大な脅威となる可能性が高い
DIR-605L 2.13B01で発見されたバッファオーバーフローの脆弱性は、formSetPortTr機能のcurTime引数の処理に関連している。この種の脆弱性は攻撃者によって悪用された場合、システムのクラッシュや任意のコード実行が可能となる危険性があるため、早急な対策が必要とされている。
D-Link DIR-605L 2.13B01の脆弱性に関する考察
D-Link DIR-605Lのバッファオーバーフロー脆弱性が公開されたことで、ネットワーク機器のセキュリティ管理の重要性が改めて浮き彫りとなっている。特にリモートから攻撃可能な脆弱性は、インターネットに接続された環境では深刻なリスクとなる可能性が高く、早急なファームウェアアップデートの提供が望まれる状況となっているだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティテストの強化や、バッファオーバーフロー対策の実装が求められる。特にネットワーク機器は重要なインフラストラクチャの一部であり、セキュリティホールが発見された場合の影響は甚大なものとなる可能性が高いため、より一層の対策強化が必要となるだろう。
また、この脆弱性の公開を受けて、今後はD-Link社による脆弱性管理プロセスの改善や、セキュリティアップデートの配信体制の強化が期待される。特にファームウェアの自動更新機能の実装や、脆弱性情報の迅速な公開など、ユーザーの安全を確保するための取り組みが重要になってくるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-11960 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11960, (参照 24-12-06).
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