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コクヨが文具業界初のアクセシブルコードを商品パッケージに導入、多言語と音声による商品情報提供の実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • コクヨが紙パッケージにアクセシブルコードを導入
  • 多言語表示と音声で商品情報を提供可能に
  • 12月11日から「ハリナックス」「サクサ」で開始

コクヨが商品パッケージにアクセシブルコードを文具業界で初採用

コクヨは、商品パッケージに多言語表示と音声で情報を得られるQRコード「アクセシブルコード」を文具業界で初めて導入することを2024年12月3日に発表した。12月11日に発売する針なしステープラー「ハリナックス」とハサミ「サクサ」から順次展開を開始する予定だ。[1]

アクセシブルコードは日本語・英語・韓国語・中国語(繁体字/簡体字)の多言語に対応しており、スマートフォンで読み取るだけで端末の設定言語で商品情報を表示することが可能になる。印字箇所には触って認識できる凹凸が施されており、視覚障がいのある方でもコードの存在を確認できる仕様となっているのだ。

従来のブリスターパックから紙パッケージへの切り替えにより、印刷面積が増加し商品情報をより分かりやすく整理して表示することが可能になった。商品を覗ける窓を設けることで素材の質感や色を確認できるほか、使用シーンを示す写真なども掲載できるようになり、ユーザーの商品理解を深めることができる。

アクセシブルコード搭載パッケージの特徴まとめ

項目 詳細
対応言語 日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字/簡体字)
対象商品 針なしステープラー「ハリナックス」、ハサミ「サクサ」
導入開始日 2024年12月11日
主な特徴 触って認識できる凹凸付き、スマートフォンでの読取り対応
業界での位置づけ 文具業界初の採用

アクセシブルコードについて

アクセシブルコードとは、エクスポート・ジャパン社が特許権と商標権を持つ多言語・音声対応の2次元バーコードのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • QRコードと同規格で専用アプリ不要の読み取り
  • 端末設定に応じた言語での情報表示
  • 触って認識できる凹凸による位置確認機能

アクセシブルコードは従来から医薬品業界で多く採用されており、商品情報へのアクセシビリティを向上させる技術として注目を集めている。このコードを導入することで、様々な利用者が容易に商品情報を取得できるようになり、インクルーシブな製品体験の実現に貢献している。

アクセシブルコード導入に関する考察

コクヨによるアクセシブルコードの採用は、文具業界全体のアクセシビリティ向上に向けた重要な一歩となる可能性が高い。このような取り組みは、外国人や視覚障がい者など多様なユーザーが商品情報に簡単にアクセスできる環境を整備する上で非常に重要な役割を果たすことになるだろう。

今後の課題として、アクセシブルコードの認知度向上と普及促進が挙げられる。スマートフォンでの読み取り方法や利用可能な機能について、店頭でのわかりやすい案内や広報活動が必要不可欠だ。さらに、他の文具メーカーへの展開も期待されるところである。

将来的には、アクセシブルコードを活用した商品情報提供の範囲を、使用方法の詳細な説明や関連商品の紹介にまで拡大することが望まれる。このような取り組みを通じて、すべてのユーザーにとってより使いやすい商品体験を提供できるようになるはずだ。

参考サイト

  1. ^ コクヨ. 「文具業界初(※)!多言語表示や音声で情報を得られる"アクセシブルコード”を採用した紙パッケージを導入|ニュース|ニュースルーム|コクヨ」. https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/category/20241203st1.html, (参照 24-12-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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