アライドテレシスがx540LシリーズのVCS機能を強化、最大4台のスタック接続で建屋間ネットワークの柔軟な構築が可能に
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記事の要約
- x540Lシリーズの VCS機能が最大4台まで拡張
- AlliedWare Plusのファームウェアバージョンアップで提供
- 建屋間の長距離接続が柔軟に構築可能に
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アライドテレシスがx540LシリーズのVCS機能を強化
アライドテレシス株式会社は2024年12月9日、全ポート10Gigabit Ethernet対応のレイヤ3スイッチ「x540Lシリーズ」において、スイッチ間をスタックリンクで接続し1台の仮想スイッチとして動作させる機能「VCS」の対応台数を最大4台まで拡張すると発表した。OSの「AlliedWare Plus」のファームウェアバージョンアップによって新機能が提供されることになる。[1]
従来のVCS機能では2台までしかスタック接続できなかったが、今回のアップデートによって最大4台までのスタックが可能となった。VCSによって複数のスイッチを1台の仮想スイッチとして管理できるため、ネットワーク設計の簡素化と運用管理の効率化が実現できる。
アライドテレシスは新機能のユースケースとして、2つの建屋でそれぞれ2台の筐体による冗長構成を組み、長距離VCSで建屋間を接続するネットワーク構成を提案している。この構成により、災害時の冗長性確保と通信負荷の分散が可能になった。
x540Lシリーズの機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象製品 | x540Lシリーズ レイヤ3スイッチ |
新機能 | VCS機能の最大4台スタック対応 |
提供方法 | AlliedWare Plus Ver. 5.5.4-1.2.1 |
主なメリット | 建屋間の長距離接続、管理の簡素化 |
提供開始日 | 2024年12月9日 |
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VCSについて
VCSとはVirtual Chassis Stackの略称で、複数のネットワークスイッチを1台の仮想スイッチとして動作させる機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 複数スイッチの一元管理による運用効率の向上
- スタック接続による冗長性と可用性の確保
- 長距離接続による柔軟なネットワーク構成の実現
x540Lシリーズのファームウェアバージョンアップにより、VCSの最大スタック数が2台から4台に拡張された。この機能強化により、建屋間の長距離接続や大規模ネットワークの構築において、より柔軟な設計が可能となる。
x540LシリーズのVCS機能強化に関する考察
x540LシリーズのVCS機能拡張は、大規模なネットワーク環境における管理効率の向上とインフラ整備の簡素化に大きく貢献する可能性がある。特に建屋間のネットワーク接続において、ルーティング設定を必要としない構成が実現できることは、運用管理者の負担軽減につながるだろう。
今後の課題として、4台以上のスタック構成が必要となる大規模環境への対応や、異なるシリーズ間でのVCS互換性の確保が考えられる。これらの課題に対しては、さらなるファームウェアアップデートによる機能拡張や、新しいハードウェアの開発が解決策となり得るだろう。
x540Lシリーズの今後の展開として、クラウド管理機能との連携強化やAI活用による自動最適化機能の追加が期待される。ネットワークの複雑化が進む中、より直感的な管理機能と高度な自動化機能の実装が求められている。
参考サイト
- ^ アライドテレシス. 「【最大4台のスタックに対応!建屋間の長距離接続に最適】 - 全ポート10G対応レイヤー3スイッチのファームウェアバージョンアップを実施 - アライドテレシス」. https://www.allied-telesis.co.jp/news/nr241209/, (参照 24-12-09).
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