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公開：2024-12-11

JPFが能登半島地震1年のオンラインシンポジウムを開催、被災地の現状と課題を共有へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JPFが能登半島地震1年に関するオンラインシンポジウムを開催
• 現地NGOと連携し被災地の現状と課題を報告予定
• 12月20日午後3時から90分間のプログラムを実施

能登半島地震から1年、JPFがオンラインシンポジウムを開催

ジャパン・プラットフォームは被災地の現状を報告するため、能登半島地震1年に関するオンラインシンポジウムを12月20日に開催することを2024年12月9日に発表した。同シンポジウムでは発災当初から支援活動を行ってきた加盟NGOとともに、被災地の課題について議論を展開することになっている。^[1]

JPFは今年元日に発生した最大震度7の地震発生直後から緊急支援を開始し、15の加盟NGOと連携しながら被災者支援を実施してきた。支援内容は食料や生活物資の配布から入浴施設の設置、医療支援、心のケア、避難所運営、仮設住宅への家電配布まで多岐にわたり、企業や個人からの12億円以上の寄付金が活用されている。

被災地では9月の豪雨被害による多重被災も発生しており、仮設住宅から避難所での生活を余儀なくされている住民も存在する状況だ。シンポジウムでは村尾信尚氏をモデレーターに迎え、ピースボート災害支援センターやグッドネーバーズ・ジャパンなど現地で支援活動を行うNGOからの報告も予定されている。

能登半島地震1年シンポジウムの概要

シンポジウムの詳細はこちら

NGOについて

NGOとはNon-Governmental Organizationの略称で、政府や国際機関以外の非営利で社会貢献活動を行う民間団体のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 政府からは独立した民間の非営利組織として活動
• 特定の社会課題や人道支援に焦点を当てた活動を展開
• 寄付金や助成金を活用した持続可能な支援体制を構築

能登半島地震の支援においてもJPFと連携する15のNGOが重要な役割を果たしており、食料配布から医療支援まで幅広い活動を展開している。NGOは被災地の復興において政府や地方自治体による支援を補完する存在として、きめ細かな支援活動を可能にしているのだ。

能登半島地震の支援活動に関する考察

JPFによる支援活動の特筆すべき点は、発災直後からの迅速な対応と多岐にわたる支援内容の展開である。企業や個人から12億円以上の寄付を集め、15のNGOと連携した包括的な支援体制を構築したことは、今後の災害支援のモデルケースとなり得るものだ。

一方で課題として浮かび上がるのは、9月の豪雨による多重被災への対応と長期的な復興支援の在り方である。仮設住宅から避難所への逆戻りを余儀なくされた被災者の存在は、災害支援における想定外の事態への備えの重要性を示唆している。

今後は被災地の状況に応じた柔軟な支援体制の構築と、より効果的な支援リソースの活用が求められるだろう。特に多重被災のリスクを考慮した支援計画の策定と、被災者の生活再建に向けた持続可能な支援の実現が重要な課題となっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「能登半島地震1年 JPFオンライン シンポジウム | 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000005612.html, (参照 24-12-11).

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