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公開：2024-12-12

LINEヤフーとLINEヘルスケアがオンライン診療サービスLINEドクターの2025年6月終了を発表、疾患啓発アカウントも順次終了へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• LINEドクターが2025年6月10日にサービス終了
• 新規診療予約は2025年3月10日に受付停止
• LINEヘルスケアの疾患啓発アカウントも順次終了

LINEドクターのサービス終了とLINEヘルスケアの疾患啓発アカウント終了が決定

LINEヤフーとLINEヘルスケアは、2020年12月から提供を開始したオンライン診療サービス「LINEドクター」を2025年6月10日をもって終了することを2024年12月10日に発表した。サービスは2022年12月に処方薬の配送サービスを開始し、2023年10月には処方薬の受け取り方法に登録薬局での対面受け取り機能を追加するなど、機能拡充を進めてきたのだ。^[1]

LINEヤフーはグループシナジーの拡大を目指し、グループ内で重複している事業領域を一本化する方針を打ち出している。経営資源の最適な配分を検討した結果、LINEドクターの終了を決定し、併せて「花粉症＠LINEヘルスケア」などの疾患啓発アカウントも順次終了することとなった。

LINEドクターのユーザーに対しては、ソフトバンクグループのヘルスケアテクノロジーズが提供する「HELPOドクター」LINE公式アカウントを案内することが決定している。HELPOドクターはLINEドクターと同様のオンライン診療機能を提供し、ユーザーの継続的な医療サービス利用をサポートすることになるだろう。

LINEドクターと疾患啓発アカウントの終了スケジュール

オンライン診療について

オンライン診療とは、通信技術を活用して医師と患者が遠隔で診療を行うシステムのことで、以下のような特徴を持つ医療サービスである。

• スマートフォンやPCを使用した遠隔での診療が可能
• 通院困難な患者でも医療サービスを受けられる
• 処方箋の発行や薬の受け取りまでオンラインで完結

LINEドクターは新型コロナウイルス流行期に先行提供を開始し、発熱や花粉症への対応など幅広い用途で利用されてきた。サービス終了後はHELPOドクターが同様の機能を提供し、ユーザーのオンライン診療ニーズに応えることが期待されている。

LINEドクターのサービス終了に関する考察

LINEドクターのサービス終了は、LINEヤフーグループの経営資源最適化という観点から見ると合理的な判断といえるだろう。グループ内での事業重複を解消し、中核事業へのリソース集中を図ることで、より効率的な事業運営が可能になるはずだ。

ただし、既存ユーザーの円滑な移行支援が重要な課題となることは間違いない。HELPOドクターへの移行を推奨しているものの、ユーザーにとって新しいサービスへの慣れが必要となり、一時的な利便性の低下が懸念されるだろう。

今後のオンライン診療市場においては、より一層のサービス品質向上と利用者目線での機能改善が求められる。LINEドクターで培われたノウハウや利用者の声を活かし、HELPOドクターがより使いやすいサービスとして進化することが期待される。

参考サイト

1. ^ LINEヤフー. 「「LINEドクター」サービス終了のお知らせ｜LINEヤフー株式会社」. https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/016530/, (参照 24-12-12).

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