コスモ石油がISCC認証を取得、日本初のSAF製造拠点として2025年から本格供給へ

PR TIMES より
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記事の要約
- コスモ石油がISCC CORSIA及びISCC EU認証を取得
- 日本初のSAF製造拠点での国際認証取得を実現
- 2025年初頭からSAFの供給開始を予定
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コスモ石油のISCC認証取得とSAF製造事業の展開
コスモ石油株式会社、コスモ石油マーケティング株式会社、及び合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの3社は2024年12月13日、持続可能な製品の国際的な認証制度であるISCC CORSIA認証及びISCC EU認証を取得したことを発表した。SAF製造拠点として本認証を取得したのは国内で初めての事例となるだろう。[1]
コスモ石油は日揮ホールディングス株式会社及びレボインターナショナルと共同で国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けた事業化を進めており、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立した。SAF製造装置の建設は大阪府堺市のコスモ石油堺製油所内で進行中である。
SAFFAIRE SKY ENERGYは国内で発生する廃食用油のみを原料として年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しており、2025年初頭からの供給開始を予定している。本事業は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構からの助成事業として採択されている。
ISCC認証取得の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
認証の種類 | ISCC CORSIA認証、ISCC EU認証 |
取得企業 | コスモ石油、コスモ石油マーケティング、SAFFAIRE SKY ENERGY |
認証取得日 | 2024年12月13日 |
供給開始予定 | 2025年初頭 |
生産目標 | 年間約3万キロリットル |
原料 | 国内で発生する廃食用油 |
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ISCCについて
ISCCとは「International Sustainability and Carbon Certification」の略称で、持続可能性認証スキームの一つとしてドイツに所在する機関のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 持続可能な製品の国際的な認証制度として機能
- GHG排出削減効果の検証が可能
- マスバランス方式による持続可能性の保証
ISCC CORSIA認証は国際民間航空のためのカーボン・オフセット及び削減スキームに基づく認証で、SAFの利用によるGHG排出削減効果を主張するために必要な認証制度である。一方、ISCC EU認証は欧州連合の再生可能エネルギー指令に基づいた認証となっている。
SAF製造事業に関する考察
コスモ石油グループによるSAF製造拠点でのISCC認証取得は、日本における持続可能な航空燃料の供給体制構築において重要な一歩となる。国内の廃食用油を活用した循環型の生産体制を確立することで、資源の有効活用と環境負荷の低減を同時に実現できる可能性が高まるだろう。
今後の課題として、安定的な原料調達体制の確立と品質管理体制の整備が挙げられる。廃食用油の収集から製品の供給までの一貫したサプライチェーンを維持するためには、関係各社との緊密な連携と効率的な物流システムの構築が不可欠となるはずだ。
将来的には生産能力の拡大や新たな原料の活用も視野に入れる必要があるだろう。航空業界における脱炭素化の要請は今後さらに強まることが予想され、SAFの需要増加に対応できる供給体制の整備が求められている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ISCC CORSIA及びISCC EU認証(国際持続可能性カーボン認証)の取得について | コスモエネルギーホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000098598.html, (参照 24-12-16).
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