鳥取県の小中学校で蓄養ウニを活用した給食を提供、海洋環境保全への理解促進を目指す取り組みが本格化
PR TIMES より
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記事の要約
- 鳥取県の小中学校で漁業者の蓄養ウニを使用した給食を提供
- 藻場衰退問題への理解促進と環境教育を目的とした取り組み
- 児童生徒244名が海の環境問題について学習する機会を創出
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鳥取県の小中学校で環境教育を兼ねた蓄養ウニの給食提供
鳥取ブルーカーボンプロジェクト実行委員会は鳥取県の海洋環境保全への取り組みとして、2024年12月6日に青谷小学校と青谷中学校で漁業者が蓄養したウニを使用した給食を提供した。藻場の衰退問題について学ぶ機会を設け、海の環境問題に関する理解を深めることを目的としている。[1]
青谷小学校では全学年の児童169名を対象に地元の海の問題についての動画放映を実施し、児童たちは海の実際の状況について熱心に見入っていた。また青谷中学校では全学年の生徒75名を対象に古田事務局長による藻場の話が約20分間行われ、生徒たちは漁業者の取り組みについて真剣に耳を傾けていた。
参加した児童生徒からは地元の海への新たな気づきや環境保全への意欲的な感想が寄せられ、実践的な環境教育の場として大きな成果を上げている。今後は泊小学校でも蓄養ウニを使用した給食提供を2025年1月から3月にかけて実施する予定であり、より多くの生徒たちへの環境教育の機会を広げていく方針だ。
蓄養ウニを使用した給食提供の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
実施日 | 2024年12月6日 |
実施場所 | 鳥取市立青谷小学校、鳥取市立青谷中学校 |
参加人数 | 小学生169名、中学生75名(計244名) |
提供メニュー | 藻場の恵みご飯(ウニ・サザエの炊き込み)、アカモク汁 |
教育内容 | 海の環境問題、藻場の重要性、漁業者の取り組み |
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藻場について
藻場とは、海藻が群生して生い茂る海中の場所のことを指しており、以下のような重要な機能を持っている。
- 魚類の産卵や生育の場として不可欠な生態系の基盤
- 二酸化炭素の吸収源として環境保全に貢献
- 水産資源の持続可能性を支える重要な海中環境
鳥取県の沿岸では近年、ムラサキウニによる食害が主な要因となって藻場の衰退が深刻な問題となっている。この問題に対処するため、漁業者による蓄養ウニの活用や環境教育の実施など、官民一体となった取り組みが進められているのだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「青谷小学校と青谷中学校で漁業者が蓄養したウニを使った給食が提供されました! | 海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003144.000077920.html, (参照 24-12-19).
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